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WHOが重症新型コロナへのステロイドを推奨 https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202009/566986.html (要ログイン) 世界保健機関(WHO)は、(2020年)9月2日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症患者に対して、コルチコステロイド投与を推奨する新たなガイドラインを発表した。 WHOによる新たな推奨は、重症のCOVD-19患者に対してのみ、1日量6mgのデキサメタゾンを経口投与、もしくは50mgのヒドロコルチゾンを8時間ごとに静注することを強く推奨する。 ステロイドによる治療期間は7~10日間。 ただし、非重症の患者への投与は推奨しない。 重症には、重度(Severe)もしくは重篤(Critical)を含むとして、それぞれを以下のように定義する。 ◆重度(以下のいずれかに該当) ・酸素飽和度<90%(室内気) ・呼吸数: 5歳を超えた小児と成人では>30回/分、1~5歳の小児では≧40回/分、2~11カ月の乳児では≧50回/分、2カ月未満の乳児では≧60回/分 ・重度の呼吸困難(呼吸補助筋の使用、息切れのためフルセンテンスを言えない、小児では胸壁の陥没や呼気性の呻吟、チアノーゼなど ◆重篤 ・急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、敗血症、敗血症性ショック、もしくは人工呼吸や昇圧などの生命維持療法が必要な状態 今回のガイドラインは、英国で行われたCOVID-19入院患者を対象にしたオープンラベルのランダム化比較試験RECOVERYの結果、通常のケアに加えてデキサメタゾンを投与すると、侵襲的な換気治療を受けている患者の28日死亡率が減少したことを受けて急きょ検討されたもの。 WHOのガイドラインパネルは、8つのランダム化比較試験(7184人)を解析した2つのメタアナリシスや、他の2つのメタアナリシスを検討した。 その結果、コルチコステロイドの全身投与は、重症COVID-19患者における28日目の死亡を減らす効果が中程度のエビデンス(moderate certainty evidence)で認められたという。 1703人を対象とした7つの研究での相対リスク比は0.80(95%信頼区間[CI] 0.70-0.91)、1000人当たりの絶対的な死亡数減少効果は87人(95%CI 41-124)。 3883人の重症患者を対象とした1つの研究では、相対リスク比0.80(95%CI 0.70-0.92)で1000人当たりの絶対的な死亡数減少効果は67人(95%CI 27-100)だった。 一方で、重症ではないCOVID-19患者(1535人)へのコルチコステロイドの効果を見た1つの研究では、相対リスク比は1.22(95%CI 0.93-1.61)だったため、死亡率を増加させる低いエビデンス(low certainty evidence)があるとして、非推奨とする。 加えて、全身性のコルチコステロイドの投与により、人工呼吸器の導入リスクも減少させることが、中程度のエビデンスで示されたという。 これは、5481人を対象とする2つの研究の結果で相対リスク比0.74(95%CI 0.59-0.93)だった。 これまでに250余りの患者を受け入れている国立国際医療研究センターでもCOVID-19患者へのステロイドの有効性は経験されており、同センターの呼吸器内科ではステロイドを治療に積極的に用いている。 同センター第四呼吸器内科医長の泉信有氏は、今回のWHOの推奨を「自分たちの方向性が間違っていなかったことを確認できた」と歓迎する。 ただし、デキサメタゾンの1日投与量6mgでは効果が不十分な症例も経験しており、最適な投与量については今後、さらなる検討が必要との考えだ。 <関連サイト> Corticosteroids for COVID-19 https://www.who.int/publications/i/item/WHO-2019-nCoV-Corticosteroids-2020.1 デキサメタゾンがCOVID-19患者の死亡率を減少 https://www.who.int/publications/i/item/WHO-2019-nCoV-Corticosteroids-2020.1 (要ログイン) 「コロナ肺炎が急変して挿管」は回避できる https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/hitoshi/202008/566857.html (要ログイン)
by wellfrog4
| 2020-10-23 07:16
| 感染症
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