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〜合併症のない急性虫垂炎〜 抗菌薬治療は手術に代わる安全で有用な治療法 http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2012/M45240053/ (要会員登録) ノッティンガム大学ノッティンガム消化器疾患センター(ノッティンガム)NIHR生物医学研究ユニットのKrishna K. Varadhan博士らは「合併症のない急性虫垂炎に対する抗菌薬治療と手術のランダム化比較試験のメタアナリシスを行った結果,抗菌薬投与は手術に代わる安全で実用可能な治療法となりうることが示唆された」とBMJ(2012; 344: e2156)に発表した。 ■炎症を起こした虫垂を外科的に切除する虫垂切除術は,1889年以降,急性虫垂炎に対する治療法として行われており,一般的には,急性虫垂炎は手術しなければ穿孔や感染症の合併症リスクが高まると考えられている。 その一方で最近,合併症のない虫垂炎では,抗菌薬療法の方が手術と比べ問題が少ないことが,複数の研究で示唆されたが,確証は得られていなかった。 <結論> ■合併症のない急性虫垂炎に対する抗菌薬の役割は,これまで看過されてきたが,それは主として慣行に基づくもので,エビデンスに基づくものではない。 合併症のない虫垂炎と考えられる患者や診断が不確定の患者に対しては,注意深く経過観察した後に治療を行うという方針を採用してもよいと思われる。 ■ただし、穿孔や腹膜炎の明白な徴候が認められる患者では,今もなお早期の虫垂切除術がゴールドスタンダードである。 ■抗菌薬治療は,合併症のない急性虫垂炎に対する安全な初期治療である。合併症のない早期の虫垂炎において,主要な治療選択肢の1つとして考慮する価値はある。 ■「より説得力のある結果や,長期観察結果が発表されるまで,合併症を伴わない虫垂炎に対する虫垂切除術の施行はおそらく継続されるであろう」という付随論評あり。 (図表なし) <私的コメント> 急性虫垂炎も他の疾患と同様に、重症度や合併症を含めた「程度」は様々です。 結局は、「程度」に応じた治療法(保存的にするかどうか)を選択する、という結論のようです。 急性虫垂炎の患者さんを病院に紹介すると、最近では、手術の選択は結構慎重に行っていただけます。 手術だろうと思って紹介でしても抗生剤で保存的に様子を見るケースも多くある、といった印象です。 画像診断としての超音波やCTが威力を発揮しているのかも知れません。 もちろん抗生剤の進歩もあるのでしょうが。 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://hurstreed.blogspot.jp/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/
by wellfrog4
| 2012-06-23 00:46
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