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結腸がん“診断後”のアスピリン使用に生存利益 オランダ・大規模観察研究,補助療法としての可能性示される アスピリンと非ステロイド抗炎症薬(NSAID)の大腸がん予防効果は知られているが,最近,発症後の治療効果もあるのではと示唆されている。 オランダ・ライデン大学医療センターのE. Bastiaannet氏らは,同国の一般人口ベースのがん登録データを用いた大規模な観察研究を実施。 大腸がん診断後のアスピリン使用により死亡率が改善していたと発表し,結腸がん診断後の補助療法としての可能性を示唆した。 なお,生存利益は結腸がんのみで確認され,非使用者と比べ死亡率は35%低かった(Br J Cancer 2012; 106: 1564-1570)。 NSAID使用者は非使用者より死亡率が高い Bastiaannet氏らは「PHARMO記録リンケージシステム」の処方データを,一般人口ベースのがん登録「Eindhoven Cancer Registry」で1998~2007年に大腸がんと診断された患者4,481人のデータとリンクさせた。 アスピリンとNSAIDの使用について「非使用」「診断前から使用」「診断後に使用」に分け, Poisson回帰モデルを用いて,アスピリンとNSAIDの生存への影響を調べた。 追跡期間は中央値3.5年(0~12年)で, 1,176人(26%)はアスピリンまたはNSAIDを非使用,2,086人(47%)は診断前から使用,1,219人(27%)は診断後に使用していた。 大腸がん診断後のアスピリン使用者は,非使用者と比べて死亡率が低く,性,年齢,合併症,発症年,グレード,ステージ,化学療法,放射線療法,手術を調整後,死亡の率比(RR)は0.77(95%CI 0.63~0.95,P=0.015)であった。 頻繁な使用(9カ月間に3回以上の継続的処方)になるとRRは0.70(同0.57~0.88,P=0.002)とさらに低下した。 結腸がん(2,793人)と直腸がん(1,688人)に分けて分析すると,結腸がんのみに診断後のアスピリン使用による生存利益が認められた。 非使用者と比べた死亡のRRは直腸がんでは1.10(95%CI 0.79~1.54,P=0.6)と変わらなかったが,結腸がんでは0.65(同0.50~0.84,P=0.001),頻繁な使用者では0.61(同0.46~0.81,P=0.001)とさらに低下した。 なお,大腸がん診断前にアスピリンを使用し,診断後3カ月以上継続して使用していた場合も非使用と比べ死亡率が低下したが(RR 0.88,95%CI 0.83~0.94,P=0.001),診断前のみの使用では非使用より死亡率が高かった。 一方,診断後のNSAID使用については,RR 1.93(同1.70~2.20,P<0.001)と,死亡率は非使用者の約2倍であり,結腸がんでも直腸がんでも同様の傾向が認められた。 同氏らは「プラセボ対照比較試験を実施し,結腸がん診断後の補助療法としてのアスピリンの役割を詳しく調べるべきだ」としている。 (木下 愛美) 出典 MT Pro 2012.5.1 版権 メディカルトリビューン社
by wellfrog4
| 2012-05-07 00:26
| 消化器
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