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スタチン投与で成人入院患者のインフルエンザ死亡が4割減米CDC新興感染症プログラムの観察データを分析 スタチンには抗炎症,免疫調整作用があり,インフルエンザによる死亡率を下げる可能性が指摘されている。 米・オレゴン公衆衛生局のMeredith L. Vandermeer氏らは,米疾病対策センター(CDC)新興感染症プログラムの観察データを用いて,確定診断されたインフルエンザにより入院した成人患者におけるインフルエンザ死亡とスタチン投与の関係を分析。 スタチン投与はインフルエンザによる死亡リスクを4割低減していたと発表した(J Infect Dis 2011年12月13日オンライン版 http://jid.oxfordjournals.org/content/early/2011/12/12/infdis.jir695.abstract)。 若年でのRCTが必要 Vandermeer氏らは,CDC新興感染症プログラムが2007~08年,10州の59地域で行ったインフルエンザの確定診断を受けて入院した成人患者(平均年齢70.4歳,四分位範囲51.0~82.9歳)の観察データを分析した。 分析対象となった3,043人は56%が女性で,57.1%はインフルエンザワクチンを接種していた。 33.3%(1,013人)が入院前か入院中にスタチンを処方されており,入院前と入院中の両方が76%を占め,入院前のみは13%,入院中のみは11%だった。 スタチンを処方された者は,年齢が高く,男性,白人が多く,心血管疾患,代謝性疾患,腎臓疾患,慢性肺疾患を有し,インフルエンザワクチンの接種率が高い傾向があった。 インフルエンザの検査から30日以内に死亡したのは全体の5.0%(151人)だった。 分析の結果,入院前や入院中のスタチン投与はインフルエンザ死亡を予防し,多変量ロジスティック回帰モデルを用いて年齢,人種,基礎疾患(心血管疾患,腎疾患,慢性肺疾患),ワクチン接種,48時間以内の抗ウイルス薬投与を調整後のオッズ比(OR)は0.59(95%CI 0.38~0.92)であった(表1)。 スタチン投与が入院前のみの患者は少なかったが,入院前の投与でも調整後OR 0.58(同0.37~0.92)とほぼ同等の結果が得られた。 診断から死亡までの期間(7日以内,14日以内,21日以内,30日以内)別の分析でも,スタチン投与で死亡リスクが低減。 死亡までの期間が短いほど調整後ORは低下しており,1週間以内が最も低かった。診断後1週間を超えての死亡にはインフルエンザ以外の要因が関与していることも考えられた(表2)。 同氏によれば,同研究はインフルエンザ確定診断例でスタチンとインフルエンザ死亡の関係を調べた初めての観察研究。 今後,スタチンの用量反応,若年での効果,効果の高いクラスをランダム化比較試験(RCT)を行って検証すべきと指摘。 抗ウイルス薬が効きにくい,あるいはワクチンが合わない株が流行した場合において,スタチンは有用な補助薬となりうるとしている。 (木下 愛美) 出典 MT pro 2011.12.15 版権 メディカル・トリビューン社 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/
by wellfrog4
| 2011-12-26 00:33
| 感染症
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