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慢性下痢の陰にcollagenous colitis 認知度の高まりで報告数が増加 慢性の水様性下痢の原因としてcollagenous colitisが注目されている。 日本では、ランソプラゾールやNSAIDs、アスピリンなどを併用している患者での報告が多い。 水様性の下痢が続く患者に対しては、服用薬をチェックし、疑わしい薬剤を中止してみるなどの工夫を行いたい。 帝京大学内科教授の久山泰氏のもとを訪れた60歳代の女性。1カ月ほど前から1日4~5回、水様性の下痢を来すようになった。 患者は近医で止痢薬の投与を受けたが改善せず、同院の外来を受診した。 診察の結果、患者は狭心症、高血圧、逆流性食道炎(GERD)の診断で、アスピリン、ランソプラゾール、エナラプリル、プラバスタチンなどの薬剤を服用していることが分かった。 久山氏が患者にランソプラゾールの中止を勧めたところ、症状は速やかに軽快した。 生検でコラーゲン・バンドを確認 久山氏が疑ったのは、膠原線維性大腸炎(collagenous colitis)。 1976年にスウェーデンのリンドストロムによって初めて報告された疾患だ。 止痢薬に抵抗性の慢性水様性下痢を主症状とし、中高年の女性によく見られる。 Giardiello FMらが1989年に示した基本的な定義は表1の通りだ。 表1 collagenous colitisの一般的な定義 (出典:Giardiello FM et al. Compr Ther 1989;15 : 49-54.) collagenous colitisの確定診断には、大腸内視鏡検査による生検病理標本で、大腸粘膜上皮直下に10μm以上の膠原線維帯の肥厚(コラーゲン・バンド)を確認することが必要だ。 また、まれに特徴的な縦走潰瘍を認める。 この疾患は欧米では広く知られており、慢性下痢の10%を占めるともいわれている。 日本ではここ数年、相次いで報告されるようになった。 同じく水溶性下痢が主症状で、顕微鏡的に異常を認める疾患である顕微鏡的大腸炎(microscopic colitis)のうち、コラーゲン・バンドがあるものがcollagenous colitisだ。 発症原因として、服用薬によって誘発されるとする考えや、関節リウマチなどの自己免疫性疾患に関係があるという考えがある。 また、原因薬剤として、アカルボース、アスピリン、ランソプラゾール、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)などを挙げた報告がある。 患者の多くはNSAIDsをはじめとする複数の薬剤を併用しており、薬剤の相互作用の影響も示唆されている。 久山氏は、「collagenous colitisは恐らく昔からあった疾患。 発症はまれだと考えられるが、最近報告が増えている理由として、疾患としての認知度が高まってきたことと、高齢化により複数の薬剤を服用する人が増えたことの2つの可能性があるのではないか」と話す。 以下、略。 http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201108/520963.html 出典 NM online 2011.8.1 版権 日経BP社 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-09-29 00:41
| 消化器
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