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本当に特発性?二次性間質性肺炎鑑別のコツ 特発性間質性肺炎(IIPs)は、原因の特定できない間質性肺炎と定義されている。 IIPsを疑う場合には、画像や自覚症状、理学所見、検査所見などに加え、問診によって二次性でないことを確認する。 しかし、特発性間質性肺炎と診断された中に、二次性間質性肺炎が潜んでいることがある。 東京医科歯科大副学長で呼吸器内科医の吉澤靖之氏は「IIPsというのは、現時点で原因が見付かっていない疾患のこと。最終的な診断名にはならないと考えている」と話す。 少なくないIPF、NSIPの誤診 IIPsは病理像によって7疾患に分類される(表1)。 このうち特発性肺線維症(IPF)、非特異性間質性肺炎(NSIP)が全体の70~80%を占める。 表1 特発性間質性肺炎(IIPs)の分類(出典:難病情報センター) 1.特発性肺線維症(IPF) 2.非特異性間質性肺炎(NSIP) 3.特発性器質化肺炎(COP) 4.呼吸細気管支炎関連性間質性肺疾患(RB-ILD) 5.剥離性間質性肺炎(DIP) 6.リンパ球性間質性肺炎(LIP) 7.急性間質性肺炎(AIP) しかし「臨床像からIPF、NSIPと診断されている症例でも、実は二次性間質性肺炎だったというケースは少なくない」と吉澤氏は指摘する。 そのうちの一つが、吉澤氏が長年研究している慢性過敏性肺炎だ。 慢性過敏性肺炎とは、抗原の吸入により感作され、それによって生じた感作リンパ球と抗原の反応により肺が炎症や線維化を引き起こす疾患。 原因となる抗原として鳥類の羽毛や糞、かびなどが知られており、羽毛布団、公園のハトやカラス、剥製、家屋のかびなどへの無自覚の曝露が続いた結果、炎症が慢性化する。 症状が進むと、IPFに類似した蜂巣肺を来す。 慢性過敏性肺炎は、発熱を伴う急性症状を繰り返すうちに炎症が進んで咳、息切れが強くなる再燃症状軽減型と、無症状で肺の炎症や線維化が進行して労作時呼吸困難を来す潜在性発症型に分けられる。 再燃症状軽減型は女性に多く、潜在性発症型は男性に多いという。 「特に潜在性の場合、それまでに症状がなく、肺の炎症や線維化が進んだ状態で症状が出るため、IPFと診断されることが多い。また潜在型は蜂巣肺を来すため、予後も良くない」と吉澤氏は話す。 出典 NM online 2011.5.26 版権 日経BP社 <関連サイト> 特発性間質性肺炎 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/nanbyo/nk_shien/iryohi/36/index.html 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-06-13 00:51
| 呼吸器科
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