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第17回日本門脈圧亢進症学会の記事で勉強しました。 ~C型肝硬変へのIFN治療~ 門脈圧,肝線維化マーカーが改善 インターフェロン(IFN)治療のC型肝硬変に対する効果に期待が集まっている。 日本医科大学消化器内科の松下洋子氏らは,少量IFNβの1年間投与でC型肝硬変症例の門脈圧低下,肝線維化マーカーの改善,肝機能改善が得られたと同学会で報告した。 非SVR例でも治療中は効果が 松下氏らは,保険適応条件(セログループ1かつ低ウイルス量,セログループ2の代償期肝硬変)を満たしたC型肝硬変患者10例に対して,入院下でのIFNβ 600万単位/連日/2週間投与後に,外来で同300万単位/週3回/52週間投与を基本とする治療を行い,治療後1年間の経過を観察した。 なお,血小板数8万/mm3未満の6例は部分的脾動脈塞栓術(PSE)後にIFN投与を行った。 IFN投与前と1年投与終了後に肝静脈カテーテル法による門脈圧測定と肝生検を行ったほか,治療終了後1年まで3カ月ごとに肝機能,肝線維化マーカー[ヒアルロン酸,Ⅳ型コラーゲン,PⅢP,腫瘍増殖因子(TGF)-β1]を測定したところ,治療前に比べて1年間の投与終了後には門脈圧の低下と各種肝線維化マーカーの改善が確認できた。 治療効果別にウィルス学的著効(SVR)2例,非SVR8例で分けて検討すると,SVR例では投与終了後も肝線維化マーカーおよび肝機能の改善が持続したのに対して,非SVR例では投与終了時まで見られた門脈圧低下,肝線維化マーカーの改善,アルブミンやプロトロンビン時間の有意な改善が投与終了後に増悪傾向を示した。 以上をまとめて,同氏は「少量IFNβの1年間投与により,C型肝硬変の門脈圧低下や肝線維化マーカーの改善が得られた。SVRが得られなかった症例でも投与中は改善効果が認められ,抗ウイルス作用以外のIFNによる肝線維化改善の可能性を示唆する結果と考えられた」と述べた。 出典 Medical Tribune 2010.10.28 版権 メディカルトリビューン社 <番外編> ~C型慢性肝疾患へのPeg-IFN/rib導入~ 血小板減少例では脾摘術が有効 Peg-IFN/リバビリン(rib)併用療法の登場は,C型慢性肝疾患の治療成績の向上をもたらしたが,血小板減少例に対する効果は依然として不十分な状況にある。 札幌医科大学第一内科の高木秀安氏らは,低侵襲な腹腔鏡下脾摘術で,血小板増多を図り,血小板減少例のPeg-IFN/rib導入に役立てている。 また,脾摘実施の際には肺炎球菌ワクチンの接種など,感染症への十分な配慮が必要となることを強調した。 感染症への十分な配慮を 近年,血小板減少を伴うC型慢性肝疾患に対して,脾摘や脾動脈塞栓療法(PSE)で血小板増多を図った後にIFNを導入する試みが行われている。 高木氏らは今回,過去5年間に脾摘術施行の上,IFN治療を導入した10例(平均年齢52.5歳,男性7例,女性3例)を対象に,血小板増加効果やIFN治療効果などを検討した。 対象の治療前平均HCV-RNA量は647KIU/mL,背景肝F因子F2,F3,F4はそれぞれ2,3,4例,セログループ1,2,不明はそれぞれ6,3,1例,脾摘前血小板数(Plt)5.6万/μL(4.5~8.4)で,肝細胞がんなどの他疾患のため開腹下で行った2例を除き,脾摘は腹腔鏡下で行った。 その結果,脾摘後のPltは平均15.2万/μL(7.7~27.2)と大部分の症例で血小板増多が認められ,Plt増多が4.6から7.7と不十分だった症例にはIFNβを,他の9例にはPeg-IFN/rib導入を行った。 IFN治療効果については,Peg-IFN/rib併用療法の4例でSVRが認められた一方,Peg-IFN/rib治療中に肺炎球菌性髄膜炎,間質性肺炎が発症し,投与を中止した症例が各1例認められた。 以上から,同氏は「血小板減少を伴うC型慢性肝疾患でも脾摘により,十分な血小板増多が得られた症例ではSVRを目標としたPeg-IFN/ribの導入が可能となる。特に腹腔鏡下脾摘術は低侵襲で増多が得られる方法として,積極的に考慮すべきと考える。ただし,脾摘を行う際には肺炎球菌ワクチンの接種など感染症への十分な配慮が必要なことを強調したい」とまとめた。 出典 Medical Tribune 2010.10.28 版権 メディカルトリビューン その他 「葦の髄」循環器メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 井蛙内科/開業医診療録(4)2009.10.16~ http://wellfrog4.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(3)~2009.10.15 http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2)2008.12.10~ http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録~2008.5.21 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科医向き) 「井蛙」内科メモ帖 http://harrison-cecil.blog.so-net.ne.jp/ があります。
by wellfrog4
| 2010-11-24 00:34
| 消化器
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