カテゴリ
全体 その他 感染症 骨粗鬆症 呼吸器科 神経内科 リハビリテーション科 脳外科 糖尿病 腎臓病 産婦人科 消化器 循環器 認知症 アレルギー科 精神科 血液内科 皮膚科 泌尿器科 内分泌 乳腺外科 がん 小児科 耳鼻咽喉科 生活習慣病 耳鼻咽喉科 一般外科 老年病科 再生医療 未分類 以前の記事
2018年 03月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 08月 2016年 05月 2016年 01月 2015年 11月 2015年 08月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 お気に入りブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
岩田健太郎(神戸大医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授)の切れ味鋭い「予防接種法改正にもの申す」で勉強しました。 ##ビジョンなき「予防接種法改正」の提言 ■2009年のインフルエンザA感染症の流行(パンデミック)で、もっとも価値のあったのは、「日本の感染症対策はあらゆる層において遅れている」という我々感染症のプロが長く苦痛に感じていた事実を、国民的なコンセンサスとして共有できた事であろう。 ■麻疹が未だに流行する、子どもの命が髄膜炎や喉頭蓋炎で失われる。 不活化ワクチンを使えばあり得ないポリオの発生が未だに起きている。 ■2010年2月19日に公表された厚生科学審議会感染症分科会予防接種部門会の「提言」 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000004g8a.html この「提言」は叩かれて仕方なく作られた代物である。 新型インフルエンザワクチンの運用で起きた齟齬や混乱を修正する部分にしか議論がされていない。 そこにはビジョンがない。 プリンシプル(原理)もない。 ゴールがない。 日本を予防接種によってどのような国にしたいのか、何を目指したいのか、見据えていない。 叩かれたから、動く。動いてから、なんとなくゴールが決まる。 日本は長いあいだこのような「後追い」の構造で政策を決定してきた。 しかし、叩かれて仕方なく動くだけならば、そしてその目指すところが不明確ならば、むち打たれて走りまわる牛馬と同じではないか。 ■なぜ、日本には定期接種と任意接種が分けられているのか。 その定期接種を一類疾患と二類疾患を分ける事がどのようなゴールを日本にもたらすのか。 それが国民の健康にどのような寄与をするのか。 定期接種とされている予防接種はなぜジフテリア、百日咳、ポリオ、麻疹、風疹、日本脳炎、破傷風、BCGとなっているのか。 なぜそれ以外のワクチンはそうではないのか。 任意である小児のインフルエンザ菌や肺炎球菌のワクチン、子宮頚癌のワクチン、日本のまだ持たない海外のワクチンは今後どのように運用され、それが何を日本にもたらすのか。 これらが定期接種に昇格される可能性はあるのか。 ないのならば、どのようにすれば道筋は作られるのか。 そもそも、定期と任意を分断する理論的根拠はどこにあるのか。 またなぜ「任意」接種だと「有料」だと「決めつけるのか」。 そもそも、予防接種のあり方の決定が厚労省があらかじめ準備した資料を厚労省が召還した「部会」で議論する、という従来のシステムで可能なのか。 これまでできてこなかったことを、これまで通りの方法論でできると信じて良い根拠はどこにあるのか。 今後、新たな予防接種が開発されたときに、現行の予防接種のシステムに常時組み込んでいくシステムがないことを、どうすればよいのか。 ■現在有用性が確認されている予防接種は全て適応のある国民に無料で提供されるべきである。 インフルエンザワクチンも、B型肝炎ワクチンも、インフルエンザ菌ワクチンも、小児、成人向けの肺炎球菌ワクチンも、子宮頚癌ワクチンも、そうである。 ■ワクチンは「任意だが無料」にし、勧奨して接種率は高いが「義務ではない」のが望ましい。 出典 NM online 2010.3.8 版権 日経BP社 <関連サイト> 予防接種行政に必要なのは日本版ACIP http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02857_03 ワクチン政策の充実を http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy/archive/2010/03/11 ■
[PR]
by wellfrog4
| 2010-03-12 00:19
| 感染症
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||