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百日咳の診断と予防 その2(2/2) ##悩ましい百日咳の診断、家族歴と発作性の咳込みがポイント ##LAMP法による遺伝子診断に期待集まる #実際の診断はシングル血清+臨床症状がほとんど ■一方、発症から4週間以上経過している場合は、百日咳菌の増殖が終わっているため、基本的には百日咳毒素(PT)に対する抗体(IgG)価か凝集素価を測定し、血清診断で確定診断を行う。 いずれもペア血清で有意な上昇を確認することが必要だ。 ■しかし、日常診療では、2度受診してもらいペア血清を採るのは難しい。 実際、百日咳発生データベースに自主報告があった756例のうち、実験室診断を行った511例では、352例がシングル血清で凝集素価を、79例がシングル血清で抗PT抗体価または抗FHA(繊維状赤血球凝集)抗体価を測定していた。 このため「報告された患者には、百日咳以外の疾患の患者が相当数含まれているのではないか」と指摘する声もあるほどだ。 ■このように、シングル血清による実験室診断には限界があるため、症状から臨床診断を付けることも少なくない。 百日咳の臨床診断のポイントは、 これまでワクチンを接種した小児や、成人の百日咳の症状は、長引く咳のみだと考えられていた。しかし、よく診ると、成人の患者でも、発作性の咳込み、吸気性笛声、咳き込み後の嘔吐のいずれかの典型症状を示すことが分かってきた。 このあたりが百日咳の臨床診断のポイントだ。 実際、2007年に高知大医学部で百日咳の集団発生があった時には、長引く咳に加えて、90%以上の感染者に突然の咳込みが認められた。 ■成人の百日咳を診断するもう1つのポイントとして家族歴がある。 百日咳は成人患者が気付かないまま家族に感染を広げ、ワクチン未接種の乳児を重篤化させる。 したがって、 感染源となった成人が長引く咳を主訴に受診し、家族歴を聞いてみると、最近乳児が百日咳で入院したことが判明し、百日咳の診断が付くことが多い。 #実際の診断はシングル血清+臨床症状がほとんど 一方、発症から4週間以上経過している場合は、百日咳菌の増殖が終わっているため、基本的には百日咳毒素(PT)に対する抗体(IgG)価か凝集素価を測定し、血清診断で確定診断を行う。 いずれもペア血清で有意な上昇を確認することが必要だ。 出典 Medical Tribune 1997.5.8 版権 メディカルトリビューン社 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-02-27 00:25
| 感染症
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