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先週、大腸の精密検査を勧められたと言って 検診結果を持参された方が来院されました。 普通はヘモグロビンを2回検査するのですが、この健診センターはヘモグロビンとトランスフェリンを各1回検査するようです。 持参された用紙にはヘモグロビン陰性、トランスフェリン陽性と書かれていました。 2回法の1回目陰性、2回目陽性より臨床的意義は少ないような気もするのですが・・・。 ヘモグロビン/トランスフェリンキット http://www.mizuho-m.co.jp/product/quick_b/quick_b02.html (一部改変) ■抗ヒトヘモグロビン抗体を利用した免疫学的方法は、化学法に比較して、感度・特異性に優れ、食事制限も不要とされています。 しかしながら、糞便中のヘモグロビンは腸内細菌により変性を受け、その抗原性を低下させることや、体液蛋白成分の抗原抗体反応阻止により偽陰性の可能性があります。 それに対してトランスフェリンはその抗菌力が強いため糞便中での経時変化が少なく、ヘモグロビンと同時に測定することによって偽陰性の可能性を減らせます。 便潜血検査とは http://www6.ocn.ne.jp/~ne-med/OB1.html ■ヘモグロビンより安定なトランスフェリンを同時に測定することにより,感度を上げる検査キットも使われています。 [PDF] 第6回空知一般検査勉強会 http://www11.ocn.ne.jp/~mtsorach/wadai4.pdf.pdf <番外編> 以下は勤務医の先生にはあまり関係のないことですが、開業医には大いに関連のあるニュースです。 内容についての対応(患者の質問)に追われて、まともな診察が出来なくなる可能性すらあります。 細書発行義務化、議論まとまらず、事務局が要件案を提示 「明細書発行体制等加算」は診療所のみで算定、1点または2点を想定 http://www.m3.com/iryoIshin/article/115485/?Mg=0550c20ecb22726150ea042899109874&Eml=31ef79e7aaf65fca34f0f116a57fd65d&F=h&portalId=mailmag■診療内容の詳細な個別点数項目を記載した明細書の発行について、診療側はこれまでの議論、患者・国民の要望を踏まえ、「原則賛成する」との意向を示した。 ただし、実際の運用においてはすべての患者への発行義務化、経費の取り扱い、明細書発行に対応したレセコンの種類や使用状況、病名を告知していない患者への対応など、さらに検討を重ねるべき課題が多いとして、事務局(厚労省)提示案への全面的な合意はしなかったため、議論は次回に持ち越されることとなった。 ■電子化加算の見直しとして、事務局は「明細書発行体制等加算(新設)」の要件案を提示。 IT化が遅れていると考えられる診療所を対象とするもので、再診料に1月につき1回加算し、算定要件は、 (1)診療所であること、 (2)レセプトオンライン請求を行っていること(MOなどの電子媒体での請求でも可)、 (3)明細書を無料発行し、その旨を領収書に記載・院内掲示を行っていること、 の3項目で、現行の電子化加算から引き継いだ内容。 なお、点数として事務局は1点または2点を想定している。 ■安達秀樹・京都府医師会副会長は、「診療所で現在使用しているレセコンのうち、6割程度は明細書発行のために新たにソフトを入れる必要があり、ソフト代金は有料の場合3万5000円ほどかかる」と指摘。邉見公雄・全国公私病院連盟副会長、西澤寛俊・全日本病院協会会長は「病院にもイニシャルコストやランニングコスト、患者への説明のための人件費など、大きな負担がかかる」として診療所だけでなく病院でも算定できるよう算定対象を拡大すべきだと主張した。 これに対し、白川修二・健康保険組合連合会常務理事は「残念な発言」と批判。 「色々なサービスを受ければ、その内容を教えてもらうのは当然の権利。コストがかかるのであればご負担いただくのが当然。現在IT化のされていない診療所に、早くその機能を持ったレセコンを入れてもらうために1点の加算を付けることには賛成しているが、本来はこの1点もいらない。診療所で進めてもらうためにはやむを得ないという考えで、既に発行体制の整った医療機関に経費を払うのはおかしい」と2号側の要求を拒否。 西澤氏は「当然のことだから無料でと言うが、当然のことでも経費はかかる。必要だから負担しろと言われても容認できない。診療報酬の中で、経費分を認めている点数もある」と反論した。 嘉山孝正・山形大学医学部長は、「インフラの整備は本来は医政局のマター」として、診療報酬ではなく補助金により整備を進めるべきだと指摘した。 ■診療側委員は明細書発行によるプライバシー保護や、病名を告知していない患者の問題を重要視。 これに対し、勝村久司・日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」委員は「現在、国立大学で使用している様式では病名は記載しておらず、問題はない」、中島圭子・日本労働組合総連合会総合政策局長は「患者個人に属する情報ということが原則なので、本人の管理・責任で対処可能」としたが、診療側委員らは薬剤名により容易に推測が可能だと懸念した。 ■嘉山氏は「ナショナルセンターでは発行が行われているが、特段の問題が生じていないのは、がんセンターに来る患者は皆、自分ががんだと知っているため。また、意識のない患者の診療代を他の人が払う場合もある。そもそも患者は本当に全員が毎回明細を知りたいと思っているのか。明細書の発行は理念としては正しいが、全員に強制的にいう点には違和感がある」と疑問視した。 邉見氏は「病院では複数科受診した場合、2科目、3科目の診察料はゼロ。明細書でそれが広く認識されると、病院を受診する人が増えないか。勤務医負担の軽減に逆行する可能性がある」と指摘した。 その後 診療明細、全患者に無料で…10年度に義務づけ 2010年度の診療報酬改定を議論している厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会(中医協)」は5日、患者が受けた医療の詳しい費用の内訳がわかる「診療明細書」を、原則として全患者に無料発行するよう医療機関に義務づけることで合意した。 例外を除き10年度から実施され、医療の透明化が一歩進むことになる。 診療明細書は、医療機関が健康保険組合などに医療費を請求する際に作成するレセプト(診療報酬明細書)と同等の詳しい内容。 受けた診療の単価だけでなく、検査や投薬の中身が記録されている。 06年度から発行は医療機関の努力義務となり、08年度には400床以上の大病院で義務化されているが、患者が求めた場合に限られ、手数料の徴収も認められていた。 全患者への無料発行が義務づけられるのは、レセプト請求を電子化している全医療機関。 厚労省によると、病院と調剤薬局の9割、診療所の半分が当てはまる。 ただし、発行機能がついていないコンピューターや自動入金機を使っている医療機関は、すぐに対応するのが難しいことに配慮し、例外となる。 http://community.m3.com/doctor/showNewsArticleDetail.do?boardId=3&boardTopicId=134249&messageListBoardTopicId=134249&newsArticleId=1337589&pageFrom=m3News 出典 読売新聞・朝刊 2010.2.5 版権 読売新聞社 侃々諤々です。 http://community.m3.com/doctor/showMessageDetail.do?boardId=3&messageId=1338440&messageRecommendationMessageId=1338440&topicListBoardTopicId=134249 <コメント> 診療科によって問題のない科と大いに問題のある科があります。 問題のある科は、発行に要する手間ひまは別にしても窓口や診療の混乱は必死です。 「特定疾患療養指導料」の説明を上手にする自信がありません。 保険請求自体が大いなる矛盾の塊です。 あほらしくて開業医を辞めたくなります。 明細付き領収書義務付け 無料で、中医協が了承 http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/02/05/115572/?pageFrom=m3.com 出典 共同通信2010.2.5 版権 共同通信社 ■診療側委員は慎重な姿勢だったが、発行実態や医療機関側の負担、患者の待ち時間などの影響を検証することを条件に賛成した。 ■患者側が「時間がかかる」「煩雑だ」などの理由で発行を希望しない場合は、意向を尊重するよう求める。 ■当面の対象は、診療報酬のオンライン請求が義務付けられている医療機関で、病院では全体の約9割、診療所ではほぼ半数が該当するという。厚労省は機械が対応していない場合などには、例外措置を認める考えだ。 <コメント>オンライン請求が「義務付けられている」医療機関・・・「義務付けられている」の意味がよくわかりません。 フロッピーなどの電子媒体でのレセ請求の医療機関の場合には不要ということでしょうか。 以下は厚労省のサイトからです。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0205-7h.pdf http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0205-7i.pdf 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-02-08 00:41
| 消化器
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