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#まずは自分の身を守る! 医療者が新型インフルエンザに罹患すれば、診療体制を維持することができなくなる。 まずは医療者自身が自分の身を守らなければならない。 ウイルスの感染様式には、 (1)接触感染、 (2) 飛沫感染、 (3)空気感染の3つがあるが、新型インフルエンザウイルスは主として、(1)と(2)で感染する。 接触感染は、手指に付いたウイルスが鼻や目の粘膜に付着して感染する。 飛沫感染は、咳によって飛散する粒子を吸い込んで感染する。 咳による粒子の拡散は、1.5〜2mの範囲といわれている。 ウイルス感染から身を守るには、ガウン、手袋、ゴーグル、サージカルマスクの着用が推奨される。 しかし日常診療においてガウン、ゴーグルを常に着用することは難しい。 当センターでは現在、サージカルマスクの着用に加えて、手指消毒を徹底することで、医療者の感染を防いでいる。 ただし診断のために検体採取を実施する際には、ゴーグルの着用を義務付けている。 #休憩時に油断しないように 不用意にマスクを付けずに患者に接したり、マスクを付けていても口しか覆わずに鼻を出している人も見かける。 必ず、鼻と口を覆うよう、きちんとマスクを付けなければならない。 また、休憩時などに油断して、手指消毒する前にマスクを外して鼻や目をこすったりしないよう、気を付けたい。 私はしばしば研修医などに、顔をさわる前に手を洗うよう、指導している。 なお、気管支鏡や気管内挿管などのエアロゾルを産生するリスクのある手技の際は、 (3)の空気感染を来す可能性があるので、N-95マスク(径の小さな粒子を通さないマスク)に加えてゴーグル、手袋を着用する必要がある。 #検体採取のときは患者の横に座る 新型インフルエンザの臨床症状は、季節性インフルエンザとほぼ同様といわれている。 当センターでは現在、38℃以上の発熱かつ急性呼吸器症状(咳、痰、咽頭痛など)がある患者は、速やかに別室に誘導し、インフルエンザ迅速診断キットを用いて迅速診断を行っている。 呼吸器症状がそれほどでない場合でも、38℃を超えている場合は、迅速診断の対象としている。 迅速診断の検体には咽頭ぬぐい液、鼻腔ぬぐい液、鼻腔吸引液が用いられるが、当センターでは鼻腔ぬぐい液を用いている。 鼻腔ぬぐい液を採取するために鼻腔孔からスワブを挿入するが、スワブを挿入することによってくしゃみや咳が出ることがある。 これら飛沫を直接浴びないようにするため、検体を採取する際は、マスクに加えてゴーグルを着用するとともに、患者の正面ではなく患者の横に座るとよい。 私は患者の右に座り、右鼻腔にスワブを挿入して、自分の方に引っ張るような感じで鼻腔内膜をこするようにしている。 使い終わったスワブは、感染性廃棄物としてきちんと廃棄する。 重症化しやすいリスクファクター http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/shingata/200909/512347.html 出典 NM online 2009.9.23 版権 日経BP社 <番外編> #抗インフルエンザ薬投与の是非の見極め方 出典 NM online 2009.9.24 版権 日経BP社 重症化しやすいリスクファクター ■高校生や大学生などで基礎疾患のない患者には、タミフルを飲まなくても自然に治ることを説明した上で、処方を希望するかどうか確認している(実際には、ほとんどの患者が処方を希望するが…)。 ■タミフルは、異常言動との因果関係が否定できないとして10代への投与は原則禁止されていることから、7歳以上で吸入薬が使用できる場合は、ザナミビル(商品名:リレンザ)を処方している。■ただし喘息の既往のある患者は、気道を刺激するため、リレンザでなくタミフルを処方している。 また0 歳児にはタミフルは原則として使用しないことになっているが、当センターでは保護者が希望する場合には、6カ月児以上にはタミフルを処方している。 現在のところ、6カ月児未満には処方していない。 ■新型インフルエンザは、季節性インフルエンザに比べて、迅速診断キットの感度が低いと考えられている。 特に、発症から12 時間以内に迅速診断を行っても感度が低く、感染していても陰性と診断されることが多い。 ■新型インフルエンザは、季節性インフルエンザに比べて、迅速診断キットの感度が低いと考えられている。 特に、発症から12 時間以内に迅速診断を行っても感度が低く、感染していても陰性と診断されることが多い。 ■迅速診断でA型陰性かつ表1のリスクファクターを持たない患者には、基本的には抗インフルエンザ薬は処方しない方針にしている。 患者には「今日の段階では、インフルエンザの可能性は低いのですが、もしインフルエンザかどうか確かめたい場合は、明日、もう一度受診してください」と説明し、再受診を促している。 <コメント> 健常人での死亡例が見つかっていることから、私は臨床的にインフルエンザの可能性が高い場合には簡易検査陰性例にも処方しています。 その際には投薬は出来るだけシンプルにして鎮咳剤や抗ヒスタミン剤は投与しないようにしています。 ■今年5月に、蔓延防止の目的で入院した新型インフルエンザ患者について、ウイルスの排出をPCRにより調べたところ、発症から10日間にわたってウイルスが検出された。 このことから、抗インフルエンザ薬を処方した患者には、すぐに解熱したとしても、処方した5日間はきちんと服用するように話している。 <コメント> PCR法は都道府県の衛生部でしか検査が出来ない(ウイルス断片を公開せず出来ないことにしている)と理解していました。 国立国際医療センターでは検査ができるようです。 このあたりは一体どうなってるんでしょうか。
by wellfrog4
| 2009-10-18 00:05
| 感染症
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