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COPDの急性増悪 http://www.smartmed.jp/just-published/73/COPD7 背景 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の増悪リスクの層別化のための現在の治療戦略は、前年の2回以上の急性増悪歴に依っている。我々は、増悪の年ごとの変化および経年的な首尾一貫した増悪に関連する要因を理解することを目的とした。 方法 「COPDの部分母集団および中間転帰尺度試験(SPIROMICS:Subpopulations and Intermediate Outcome Measures in COPD Study)」コホートでのこの増悪の縦断的前向き解析において、3年間の前向きデータが利用可能な40~80歳のCOPD患者で、大学医療センターおよび非大学医療センターでの治療、口コミ、既存の患者登録を対象としたさまざまな手段により特定された患者を対象に解析した。 2010年11月12日から2015年7月31日の間に患者が試験に登録された。毎年の増悪の頻度により、急性増悪をいかなる年でも起こさなかった群、3年間の追跡調査期間中に毎年1回増悪を起こした群、一貫していない群(3年間の間に増悪を起こす年もあれば起こさない年もある群)に患者を分類した。 被験者は、気管支拡張剤使用後のFEV1に基づく慢性閉塞性肺疾患に関するグローバルイニシアチブ(GOLD)の肺活量測定カテゴリ(1~4)により特性評価された。 ステップワイズ法を用いたロジスティクス解析を使い、同時期の3年間の間に1回もCOPD急性増悪を起こさないことと毎年1回以上COPD急性増悪を起こすことに関連した因子を比較した。 さらに、ステップワイズ法を用いたゼロ過剰の負の2項回帰モデルを使用して、利用可能なデータが得られるすべての患者の追跡期間中の増悪数の予測因子を評価した。 ベースラインの症状負担をCOPD評価試験を用いて評価した。本治験はClinicalTrials.govに登録されており、登録番号はNCT01969344である。 結果 患者2981人が登録された。 患者1843人がCOPDを有しており、そのうち患者1105人について3年間の完全な前向き追跡調査期間データが得られた。 被験者1105人中538人(49%)が3年間の追跡調査期間中に少なくとも1回の急性増悪を経験し、567人(51%)では増悪が認められなかった。 被験者1105人中82人(7%)が毎年少なくとも1回の増悪を経験し、毎年2回以上の増悪を経験したのは23人(2%)に過ぎなかった。 一貫性に欠けるパターン(急性増悪がある年もあればない年もある)はよくみられ(群中456人 [41%])、特にGOLDのステージが3および4の患者(456人中256人 [56%])で多かった。 ロジスティック回帰分析では、首尾一貫した急性増悪(3年間に1年あたり1回以上の増悪あり)は、急性増悪が認められなかった場合と比べ、ベースラインでの重い症状負担、増悪の既往、CTでの小気道の異常を示すより一層のエビデンス、低いインターロイキン-15濃度、高いインターロイキン-8濃度と関連していた。 考察 急性増悪はよく認められるが、大半の患者の増悪の状態は年ごとにかなりの変化がある。 3年間にわたり急性増悪を起こした患者では、毎年2回以上の増悪を繰り返し経験した患者は極めて少数であった。 登録前年の症状および増悪既往歴に加え、我々は、首尾一貫した増悪と関連する幾つかの新しいバイオマーカーとして、CT検査による小気道の異常所見、インターロイキン-15濃度およびインターロイキン-8濃度を特定した。 文献 Han MK, Quibrera PM, Carretta EE, et al. Frequency of exacerbations in patients with chronic obstructive pulmonary disease: an analysis of the SPIROMICS cohort. Lancet Respir Med 2017;5: 619–26. doi.org/10.1016/S2213-2600(17)30207-2
by wellfrog4
| 2017-08-31 15:01
| 呼吸器科
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