内科開業医が勉強したことを綴ります
by wellfrog4
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原発性骨粗鬆症の診断基準(2012年度改訂版)
①脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折または椎体骨折)がある場合には「原発性骨粗鬆症」と診断する。
(大腿骨近位部骨折または椎体骨折はほかの部位の骨折の骨折よりも二次骨折を引き起こすリスクが高いことが根拠)
②脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折または椎体骨折以外)あり
YAM80%以下で骨粗鬆症と診断
③脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折または椎体骨折以外)なし
YAM70%以下または−2.5SD以下で骨粗鬆症と診断
治療開始時期 基本的に診断したらすぐに治療開始
④脆弱性骨折(大腿骨近位部骨折または椎体骨折以外)なし(②と③の間)
YAM70%以上80%未満の場合には
1.骨リスク評価スケール「FRAX」の10年間の骨折確率(主要骨折)15%以上
2.大腿骨近位部骨折の家族歴
の場合も薬物治療開始
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