内科開業医が勉強したことを綴ります
by wellfrog4
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米学会が「糖尿病とがん」に関する共同声明
米国臨床内分泌学会・米国内分泌学会
・現時点で血糖降下薬ががん発症に与える影響を示すエビデンスは不十分。一方,臨床医はがんリスクの増加が考えられる患者への血糖降下薬の使用が一部のがんの進展に影響を与えることに注意を払うべき
・肥満および糖尿病は,統計学的に明らかかつ臨床的に重要なレベルでの悪性腫瘍のリスク増加に関連する。肥満や糖尿病,あるいは両者を合併する患者に対しては定期的ながん検診や生活改善の指導を普段の予防診療として取り入れるべき
・上記とは逆に,若年で典型的な肥満に関連するがんを発症した患者の場合にはインスリン抵抗性,メタボリックシンドローム,糖尿病および心血管疾患に関する検診を行うべき
・内因性の高インスリン血症とがん進展の関連を裏付けるメカニズムが考えられるため,外因性のインスリン補充ががん進展の過程を増幅する懸念がある。幾つかの比較的短期間の試験ではインスリン療法とがん発症リスクのわずかな上昇との関連が示唆されているが,最近の前向き試験(例えばORIGIN)では同様の所見は確認されておらず,実際にインスリンの安全性が示されている。
・糖尿病,薬物療法そしてがんの相関を示す複雑かつ結論の出ない知見が出ていることから,糖尿病,肥満および血糖降下療法とがんの関連について妥当なエビデンスを示すためにはより大規模でランダム化された試験の実施が求められる。
出典
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1308/1308073.html
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