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歯周病とアテローム硬化性血管疾患 因果関係示すエビデンス認められず 米国心臓協会(AHA)は「広く流布している説とは異なり,歯周病が心筋梗塞や脳卒中などのアテローム硬化性血管疾患(ASVD)を引き起こすことは証明されておらず,歯周病の治療がASVDの予防につながることも証明されていない」とする声明をCirculation(2012; 125: 2520-2544)に発表した。 500件の論文と研究を分析 歯と歯茎を健康に保つことは総合的な健康のために重要である。 しかし,心臓病専門医,歯科医,感染症専門家から成るAHAの専門家委員会は,歯周病がASVDを引き起こす,あるいはその発症率を増加させることを示す決定的な科学的エビデンスは発見できなかったとしている。 これまでに得られているデータからは,定期的な歯磨きやデンタルフロスによる歯間掃除,あるいは歯周病治療がASVDを減少させるのか否か明らかにされていなかった。 これまで複数の観察研究によって歯周病とASVDの関連が指摘されていたが,約500件の論文と研究を対象とした今回の分析からは,両疾患の因果関係は確認されなかった。 声明作成委員会の共同委員長でカロライナス医療センター(ノースカロライナ州シャーロット)口腔医学のPeter Lockhart教授は「この問題については多くの混乱がある。 歯周病が心筋梗塞や脳卒中と関連するとの説を一部の医療専門家が唱えているが,こうした説は事実と異なる」と強調している。 共通の危険因子が鍵か 歯周病とASVDは,いずれもC反応性蛋白などの炎症マーカーを生成する他,喫煙,年齢,糖尿病などの危険因子も共通している。 口腔と血管の疾患が相前後して発生するのは,こうした共通の危険因子によって説明できる可能性がある。 両疾患の間に強い関連があることを示唆している研究があるが,それらはこうした共通の危険因子を考慮していない。 Lockhart教授は「もし因果関係が実際に存在しているなら,既に明らかになっているはずだが,多くの文献で対立する結果が得られている」と指摘。 さらに「歯周病が心疾患や脳卒中を引き起こすかどうかを明らかにするためには,追跡期間の長い大規模な試験を実施する必要がある。ただし,そのような試験が近い将来,実施される見込みはなく,現状では患者に“分かっていることと分かっていないこと”を説明することが重要だ」と述べている。 その上で同教授は,今回の結果について「現時点では,歯周病と特定のASVDの間に因果関係があることを示唆する記述や,歯科治療がそれらのASVDの予防に有効であるとの主張には正当性がない」と結論付けている。 出典 MT Pro 2012.6.14 版権 メディカルトリビューン社
by wellfrog4
| 2012-06-22 00:38
| 感染症
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