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糖尿病の最新大規模臨床試験に期待すること 1920年代に登場し、約90年の歴史を持つインスリン。 1型糖尿病患者や、食事療法、運動療法、経口薬による薬物療法で血糖値をコントロールできない2型糖尿病患者に用いられている。 このインスリンをより早期から治療に用いた場合の有用性を検討する、アジア4か国を含む世界40か国、1万2000人以上の患者が参加した大規模なグローバル臨床試験「ORIGIN」が終了し、現在、解析が進められている。 結果は6月の米国糖尿病学会(ADA)で発表されるが、その内容によってはインスリンの使用方法が大きく変わる可能性もある。 「ORIGIN」の治験責任医師を務めたカナダ・マクマスター大のハーツェルC.ガーシュタイン博士に臨床試験のポイントを聞いた。 糖尿病は、膵臓からのインスリンの分泌や、その作用が障害されることで血糖値が慢性的に高くなる疾患。 高血糖が続くと、血管がダメージを受け、心疾患や脳卒中といった大血管合併症や、糖尿病網膜症や糖尿病腎症といった微小血管合併症のリスクが高まる。 「ORIGIN」では、「インスリン グラルギン」(サノフィ・アベンティスのランタス)によって、心血管系疾患の発生率と死亡率を安全に低減できるかどうかを標準的治療と比較した。 血管系疾患のリスクが高い、平均罹病期間が約5年の早期2型糖尿病患者や、糖尿病と診断される前段階の空腹時高血糖(IFG)や耐糖能異常(IGT)の患者を対象とすることで、インスリンの早期導入の是非や安全性を明らかにしようとしている点が「ORIGIN」の特徴だ。 また、「ORIGIN」ではインスリンの早期導入に関連して、 ▽体内でインスリンを分泌する膵臓のβ細胞の機能回復による、IFGやIGTの患者の2型糖尿病の発症抑制 ▽微小血管合併症の進行抑制 ―も明らかにできる可能性があるほか、低血糖症やがんの発症などについても、新たな知見が得られる見込みだ。 ガーシュタイン博士は、「ORIGIN」の結果が今後の糖尿病治療にもたらす影響について、「標準治療と比べて、インスリンの早期導入がベターということになれば、積極的に血糖値をコントロールするためにインスリンを使った方がいいというモチベーションが高まってくるだろう」と強調。 また、「ORIGIN」に日本人のデータは含まれていないものの、「日本人には当てはまらないと誰かが証明できる十分な根拠を示さない限り、日本人にも適用できる結果だと考えている」との見方を示した。 「ORIGIN」がもたらす新たな知見や、これからの糖尿病治療の研究の先にあるものは何か。ガーシュタイン博士はこう述べる。 「最大の目標は、糖尿病が増加し続けているこの現状に歯止めを掛けるために、糖尿病を『予防』すること。そして、もう一つは『治癒』です。幾つかの臨床試験で、糖尿病は『予防』できる、少なくとも発症を遅らせることはできるという結果が示されていますが、『治癒』できるかどうかは、明確な答えは出ていません。恐らく究極的な解決策は、薬に頼るのではなく、社会を変えていくことだと思います。都市の在り方や、食生活といった環境を変える必要があるでしょうが、それは非常に長期的なスパンの話になるでしょう」 出典 http://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=36938
by wellfrog4
| 2012-06-16 00:27
| 糖尿病
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