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「がんサバイバー」の定義 米がん協会が初の「がんサバイバーの栄養と運動に関するガイドライン」 米国がん協会(ACS)は4月26日,「がんサバイバーの栄養と運動に関するガイドライン」を公表した(CA Cancer J Clin 2012年4月26日オンライン版)。 今年(2012年)1月には,がん予防のためのガイドライン(関連記事)を発表しているが,がんサバイバーを対象としたガイドラインは初めてだという。 がんと診断されたその日から「がんサバイバー」 「がんサバイバー」とは,「がんと診断されてから残りの生涯を生きる人」を指す。 これは米国で生まれた概念で,この用語は数年前から米疾病管理センター(CDC)の報告書にも登場している。この報告書によると,2007年には米国のがんサバイバーの数は約1,200万人,米国民の25人に1人に達するまでに増加。 さらには,米国でがんと診断された人の70%近くが5年以上生存しているとのデータも示されている。 診断後の生存期間が延びたことに伴い,今度はがんの再発や新たながん,その他の慢性疾患予防が焦点になってきた。 ACSは,これらの目標を達成するには健康的な体重管理や食事,身体活動を取り入れた生活習慣が最優先課題として,今回最新のエビデンスに基づくガイドラインを作成した。 がんサバイバーを対象とした初の本格的なガイドラインだという。 医師の運動や栄養に関するアドバイスが患者の力に 同ガイドラインは医療関係者向けに作成されている。 しかし,こうした生活習慣に関連することは,がんの診断や治療とは独立してとらえられており,医師によるかかわり方の差が大きいともいわれる。 しかし,同ガイドラインでは,疾患予防にかかわる健康行動であっても,医師のアドバイスが患者にとって大きな力となることが強調されている。 ただし,医師が栄養学や運動医学に関する本格的なカウンセリングを行う必要はなく,例えば「運動することを勧めます」といった簡単なアドバイスであっても効果的,との報告もあるという。 同ガイドラインは,がんサバイバーの病期別の栄養や身体活動に関する項目,がんの種類による体重管理,身体活動,食事,アルコールや食品の安全性に関する項目,そしてがんサバイバーから多く寄せられる質問に対する答えの項目などから成る。 サプリメント使用前には医師と十分に話し合いを 運動や食事に関してはACSのがん予防ガイドラインの内容と重なる部分もあるが,がん治療中の貧血や免疫能低下に関連した注意も追加されている。 食品の安全性に関しては「食事前にせっけんと水で十分手を洗う」「レストランでの食事の際は,細菌が増殖する危険性のあるサラダバーやすし,生の肉・魚介類,卵などを避ける」「生のはちみつ,ミルク,未殺菌のフルーツジュースを避け,殺菌済みのものを摂取する」といった推奨項目が挙げられている。 また,がんサバイバーから多く寄せられる質問には,がんに関連したエビデンスの有無だけでなく,最新の知見に基づいて総合的な観点からの回答が示されている。 一例として,「がん治療中に抗酸化サプリメントを使用しても大丈夫?」といった質問に対しては,「現時点ではエビデンスは限られており,科学的に明快な答えは出せない」だけでなく「化学療法あるいは放射線療法中の同サプリメントの大量服用は賢明ではないかもしれない。同サプリメントががんの治療によって得られる効果,つまり細胞の酸化による障害を阻害(repair)する可能性も考えられる」など,かなり細かい情報までが網羅されている。 ACSが挙げる,同ガイドラインの主な項目は次の通り。 ・治療前の体重が標準か過体重かにかかわらず,がん治療中の体重増加を避ける ・治療後の体重減少は,過体重または肥満のがんサバイバーにとってベネフィットとなる可能性がある ・複数の研究から,がん治療中の運動に関する安全性が報告されている。その効果は筋力増強,平衡機能,疲労 感や抑うつ症状の改善など多岐にわたる ・診断後の身体活動は,その後の余命延長やがんの再発リスク低下に関連する。こうした知見は乳がん,大腸が ん,前立腺がん,卵巣がんで確認されている ・果物や野菜,全粒の穀物,鶏肉や魚の積極的な摂取と,精製された穀物や赤身の肉や加工肉,甘い食べ物,高 脂肪乳製品やフレンチフライなどの摂取機会を減らすことは健康上のメリットが大きいと考えられている。これ らの知見は主に乳がんの領域で報告されている ・ビタミン,ハーブその他の栄養サプリメントはがん患者の余命延長に効果がないばかりか,寿命を縮める可能 性も示唆されている。いかなるサプリメントでも使用前には主治医などと十分話し合うこと がんサバイバーが医療関係者に対し,特定の食事やサプリメントについて質問を行う場面は多いという。 ガイドラインでは,メディアによる報道の仕方にも言及。 ある研究成果が,ニュースでは従来の確立された治療法と対立する結果であるかのように強調されるほか,その研究が現在どのような位置付けにあるのかまで網羅されていないことが多いことなど,報道の問題も指摘されている。 その上で「1つの研究やニュースをきっかけに食事や身体活動に関する従来の知見が覆るようなことはほとんどありえない,というのが最良のアドバイス」だとしている。(坂口 恵) 出典 MT pro 2012.5.2 版権 メディカル・トリビューン社 <番外編> 血糖管理、生活介入より薬剤で 最近2型糖尿病を発症した若年患者(10-17歳)699人を対象に、3つの治療法の血糖コントロール持続性を無作為化比較試験で検討。平均3.86年の追跡の結果、血糖コントロール失敗率はメトホルミン単独群で51.7%、+ライフスタイル介入群で46.6%、+インスリン抵抗性改善薬rosiglitazone群で38.6%だった。 TODAY Study Group.A Clinical Trial to Maintain Glycemic Control in Youth with Type 2 Diabetes.April 29, 2012 (10.1056/NEJMoa1109333). http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1109333
by wellfrog4
| 2012-05-08 00:14
| がん
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