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【切創】創口は細かく皮膚縫合 ⇒ × 再出血しないよう切創を細かく縫合したのに、抜糸をしたら再び創口が開いてしまった─。 そんな経験はないだろうか。東京医大形成外科教授の松村一氏は「創口は細かく縫うほど治りにくくなる」と話す。 切創の縫合で大切なことは、2つある。 (1)真皮や表皮の層を段差なく正しい位置に接着させる (2)創縁の血流を維持する ─ことだ。 前者は言うまでもないが、後者はあまり考慮されない場合が多いという。 皮膚の毛細血管圧は32~40mmHg程度とされており、それよりも強い力で縫合すると血流が途絶える。 また、「教科書などに書かれている『縫合針を皮膚に対して直角に入れ、針の弯曲を利用して運針をし、皮膚から直角に針を出す』皮膚縫合は、半円形の運針となる。ここで縫合糸を結紮すると皮膚がひずみ、真皮部分の隙間と表皮のまくれ込みが生じやすい。このため抜糸をすると再び創口が開いてしまうこともある」と松村氏は言う(図10 a)。 このような皮膚縫合の欠点をなくし、創縁の血流を保って真皮が密着するように縫合するには「目の周囲や掌など皮膚の特殊な場所以外であれば、真皮縫合がよい」と松村氏は話す。 円形の運針では不十分 真皮縫合の手順としては、皮下から針を入れ、表皮の少し下に出し、同じ高さに針を進める円形の運針が一般的だ(図10 b)。 しかし松村氏は、「このような円形の運針では創縁に外方向への力が残るため、表皮や真皮を確実に接着させるのは難しい。創縁から離れた真皮浅層に針をかけるようハート型に運針するのが真皮縫合のコツ」と語る(図11 a)。 具体的には、縫合間隔は10~15mm、縫合針を通す位置は創縁部では表皮から1~3mmの深さで、創縁から5~10mmの真皮浅層を通るような運針だ。 すると、創縁が少し盛り上がり、真皮と表皮が内側へ向かう(図11 b)。 表皮は「皮膚の段差がなくなる程度の軽い縫合でよく、縫合用の皮膚表面接着剤や創傷被覆材などを利用してもいいのではないか」と松村氏は話している。 出典 MT Pro 2012.2.24 版権 メディカルトリビューン社
by wellfrog4
| 2012-03-07 00:26
| 一般外科
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