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抗肥満薬としても有望? GLP-1は糖尿病の有無にかかわらず体重を減らす デンマーク・25試験対象のシステマチックレビューとメタ解析 デンマーク・コペンハーゲン大学のTina Vilsbøll氏らは,25件のランダム化比較試験(RCT)を含むシステマチックレビューおよびメタ解析から,グルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬が2型糖尿病の有無にかかわらず肥満のある人の体重を減少させるとの報告を行った(BMJ 2012; 344: d7771)。 http://www.bmj.com/content/344/bmj.d7771 今回の解析からは体重減少だけでなく血圧や総コレステロール(TC)の改善効果も見られたという。 同クラス薬の体重減少効果は以前から知られており,一部の薬剤では実際,抗肥満薬との二重盲検RCTも行われるなど,糖尿病だけでなく肥満治療薬としての位置付けも期待されているようだ。 非糖尿病例でも糖尿病患者と遜色ない効果 「肥満例の体重減少は容易なことではない」とVilsbøll氏ら。実際,非薬物療法による体重減少効果は1~6kgと報告されているものの,減少した体重の維持は困難であるともいわれている。 また,抗肥満薬による体重減少効果は平均3~5kgとされているが,有害事象の問題などから実臨床で同様の効果が得られないことも多いと指摘。 GLP-1受容体作動薬は,それまでの糖尿病治療薬で問題とされていた体重増加や低血糖,消化器系の有害事象が少ない薬剤として期待されているとして,同氏らは肥満例での同薬の効果について,今回の解析を実施した。 コクランライブラリーなどの文献検索データベースから,糖尿病の有無にかかわらずBMI 25以上の肥満成人を登録したGLP-1受容体作動薬関連のRCTを抽出。 いずれもエキセナチド(1日2回および週1回製剤)またはリラグルチドを少なくとも20週以上継続され,かつ対照薬にはプラセボあるいは経口糖尿病治療薬,インスリンが設定されている25件の試験(3報が肥満例のみ,22報が2型糖尿病の肥満例対象)が選定された。 21報,6,411例による解析の結果,GLP-1受容体作動薬群において対照群に比べ,明らかな体重減少が認められた(加重平均の差-2.9kg,95%CI -3.6~-2.2kg)。 試験間の異質性は認められたが,出版バイアスあるいは小規模試験による影響(small study effects)は見られなかった。 GLP-1受容体拮抗薬による体重減少の程度は非糖尿病の場合(3報の肥満例対象の試験:同-3.2kg,-4.3~-2.1kg)でも糖尿病患者への効果(18報の2型糖尿病患者対象の試験:同-2.8kg,-3.4~-2.3kg)に比べ遜色がなかったと同氏らは述べている。 さらに全体解析からは,GLP-1受容体作動薬群で血圧およびTCに対する良好な効果も認められたという。 一方,肝酵素への有意な影響は見られなかった。 また,同薬では対照群に比べ悪心,下痢や嘔吐などが多く(相対リスク1.70~4.33)見られたが,低血糖の有意な増加はなかった。 同氏らは今回の結果から「GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病の有無にかかわらず,肥満例における体重減少をもたらす証左が得られた」と結論。 非糖尿病例の肥満改善効果に関しても詳細な検討が必要と述べている。 なお,既に同クラスの薬剤によるBMI 30超の肥満例564例を対象としたリラグルチドおよび抗肥満薬orlistat,プラセボの二重盲検RCTが報告されており(Lancet 2009; 374: 1606-1616),今回の解析対象にも含まれている。 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez/19853906 (坂口 恵) 出典 MT pro 2012.1.12 版権 メディカル・トリビューン社 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/
by wellfrog4
| 2012-01-18 00:09
| 糖尿病
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