カテゴリ
全体 その他 感染症 骨粗鬆症 呼吸器科 神経内科 リハビリテーション科 脳外科 糖尿病 腎臓病 産婦人科 消化器 COVID-19 循環器 認知症 アレルギー科 精神科 血液内科 皮膚科 泌尿器科 内分泌 乳腺外科 がん 小児科 耳鼻咽喉科 生活習慣病 耳鼻咽喉科 一般外科 老年病科 再生医療 ゲノム医療 未分類 以前の記事
2023年 04月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 06月 2020年 01月 2019年 11月 2019年 06月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 03月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 05月 2017年 04月 2016年 12月 2016年 10月 2016年 08月 2016年 05月 2016年 01月 2015年 11月 2015年 08月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
腹腔鏡下での選択的切除を推奨 S状結腸憩室炎の治療は,これまで臨床症状と予後の推定に基づいて判断するしかなかったが,シュヴァルツヴァルト・バール病院(ヴィリンゲン・シュヴェニンゲン)一般・内臓・小児外科のNorbert Runkel教授は「現在では,CT所見に基づいた病期分類に応じて治療方針を決定できる」と南西ドイツ消化器病学会の第22回会議で報告。 また手術を行う場合,緊急症例以外は,安全性の面から腹腔鏡下でS状結腸を選択的に切除する方法を推奨した。 蜂巣炎性も保存療法から開始 O. Hansen,W. StockによるS状結腸憩室炎の病期分類では,合併症のない憩室炎はⅠ期とされている。 この段階では通常,保存療法で十分とされ,Runkel教授は「再発を恐れる必要は全くなく,再発したとしても軽度の場合が多い」と説明。 この段階で手術の適応となりうるのは,透析患者や免疫不全患者のみとした。 蜂巣炎性の憩室周囲炎はⅡa期に相当するが,この場合も保存療法から始め,その後の治療については,臨床所見とCT所見に基づいて判断する。 炎症が軽度の場合や症状が急速に軽減している場合は,手術を施行せずに済むが,顕著な所見が認められる場合には,手術に踏み切らざるをえないことが多い。 同教授はこの場合,早期に腹腔鏡下でS状結腸の選択的切除を行うよう勧めた。 2度目の再発でも手術は個別に判断 穿孔は明らかに手術の適応となる。被覆穿孔と膿瘍形成が認められるⅡb期では,直ちに手術を行う必要があるが,熟練した医師であれば侵襲の少ない手術で対処できることが多い。 また,場合によっては,手術を施行する前に膿瘍のドレナージを行って経過を見ることもできるが,3日以内に改善しなければ,腹腔鏡下でS状結腸の選択的切除を行い,肛門は温存する。 開放性穿孔のあるⅡc期では,緊急手術が必要となる。 依然として,ハルトマン手術(肛門を残して直腸を切除した後,ストーマを造設する手術)が広く行われているが,近年では切除後に一期的吻合を行い,必要に応じて予防的ストーマを造設する術式が増えている。 ただし,緊急症例に対する腹腔鏡の使用に関しては,現在も議論が続いている。 Ⅲ期に分類されるのは,慢性の再発性憩室炎である。 以前は,外科手術の施行は2回目の再発が認められる場合とされていたが,現在では個々の患者の状態に応じて決定される。 その際,憩室炎の重症度だけでなく,狭窄症状,ライフスタイル,合併症についても考慮すべきである。 これに対して,大腸内視鏡の通過が不可能な狭窄や膀胱・後腹膜瘻が生じている場合は,手術の絶対的適応となる。 Runkel教授は,手術に関して「開腹手術に比べて,腹腔鏡下でS状結腸を選択的に切除する方が術後合併症も少なく,安全である。 このことは,高齢患者に施行する場合にもいえる」と強調した。 出典 Medical Tribune 2011.11.10 版権 メディカル・トリビューン社
by wellfrog4
| 2011-11-17 00:36
|
ファン申請 |
||