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全死亡と心血管死は減少せず ルイ・プラデル病院臨床研究センター(仏ブロン)のCatherine Cornu氏らは「心血管疾患リスクを低下させる目的で2型糖尿病患者に広く行われている強化血糖降下療法の効果についてメタアナリシスを実施した結果,同療法は標準療法と比べて全死亡と心血管死を有意に減少させないことが分かった」とBMJ(2011; 343: d4169)に発表した。同氏らは,2型糖尿病患者に対する強化血糖降下療法の適用は慎重に判断すべきだとしている。 重度低血糖リスクは2倍 2000年における世界の成人糖尿病患者数は推定1億5,000万人で,2030年には3億6,600万人に増加すると予想されている。 2型糖尿病患者の心血管疾患リスクは,糖尿病でない人の約2倍で,微小血管障害リスクも高い。 2型糖尿病に対する強化血糖降下療法は,心血管疾患,腎障害,視力障害の長期予防を目的に広く行われているが,この療法の普遍的な便益はこれまで明確に示されていなかった。 Cornu氏らは今回,強化血糖降下療法が心血管イベントと微小血管障害に及ぼす影響を検討したランダム化比較試験の結果と,それらの試験の質について検討。 計13件の試験から3万4,533例(強化血糖降下療法1万8,315例,標準療法1万6,218例)の患者データを解析した。 その結果,強化療法は全死亡率と心血管死亡率のいずれにも有意な好影響を及ぼさないことが明らかになった。 ただし,強化療法群では標準療法群と比べて非致死的心筋梗塞リスクが15%低く,微量アルブミン尿リスクが10%低かったが,逆に重度低血糖リスクは2倍高かった。 5年の治療期間で推定すると,強化療法で心筋梗塞を1件予防するためには117~150例,微量アルブミン尿を1件予防するためには32~142例をそれぞれ治療する必要があり,その間,重度低血糖症が15~52例に1件発生すると算出された。 同氏らは「2型糖尿病に対する強化血糖降下療法の適用は慎重に検討すべきで,治療強度は最小限度にとどめるべきである」と結論付けている。 グラスゴー大学英国心臓基金(BHF)グラスゴー心血管研究センター(グラスゴー)のDavid Preiss氏と聖ジョージ大学(ロンドン)のKausik K. Ray教授は,同誌の付随論評(2011; 343: d4243)で「医師は強化療法のリスクと便益を患者ごとに慎重に検討し,最も賢明な治療方針を決める必要がある」と指摘している。 出典 MT Pro 2011.9.1 版権 メディカル・トリビューン社 <私的コメント> 強化血糖降下療法の定義を知りたいところです。また経口糖尿病薬かインスリン療法なのか。 そして各々の割合をどうなんでしょうか。経口糖尿病薬でもSU剤と非SU剤とでは違うかも知れません。 また、重度低血糖というのはどのような状態を指すのでしょうか。 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-09-15 00:44
| 糖尿病
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