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筑波大研究がLancet掲載,空腹時血糖とHbA1c併用が糖尿病リスク評価に有用 両者異常では発症リスク32倍増 昨年(2010年)発表されたわが国の新糖尿病診断基準では,糖尿病型の判定指標に新たにHbA1cが取り入れられ,その意義が注目されている。 そのような中,HbA1cと空腹時血糖(FPG)の併用が将来糖尿病発症のリスクがある者の見逃しを減らすと同時に,高リスク者の発見に有用であるとする国内のコホート研究がLancet 6月25日オンライン版に掲載された。 両者に異常がある場合,5年後の糖尿病発症リスクは約32倍に達した。 同研究は,筑波大学と虎の門病院の研究チーム(代表:筑波大学院疾患制御医学教授・曽根博仁氏,筆頭著者:同大学院・平安座依子氏)によるもので,平安座氏は第71回米国糖尿病学会(6月24〜28日,米サンディエゴ)の特別シンポジウムに登壇し,研究結果を報告した。 HbA1c 5·7—6·4% and impaired fasting plasma glucose for diagnosis of prediabetes and risk of progression to diabetes in Japan (TOPICS 3): a longitudinal cohort study The Lancet, Volume 378, Issue 9786, Pages 147 - 155, 9 July 2011 http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2811%2960472-8/abstract 「糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告」と「新しい糖尿病診断基準と国際標準化HbA1cの運用について」 http://www.jds.or.jp/jds_or_jp0/modules/committee/index.php?id=22 HbA1c異常のみ,IFG(米国定義による)のみはいずれも6倍のリスク上昇 曽根氏によると,糖尿病は疑い例も含めると40歳以上の国民の3分の1を占め,その早期発見と治療は国民保健上の最重要問題である。 同氏らは,1997〜2003年,東京・虎の門病院で健康診断を受診した糖尿病既往歴のない6,241人をベースラインの診断により, (1)FPG 100〜125mg/dL(米国定義による空腹時血糖異常;IFG), (2)HbA1c 5.7〜6.4%(国際標準値,JDS値では5.3〜6.0%), (3)両方に該当, (4)両方に該当しない(正常血糖) —の4つのグループに分け,(1)〜(3)を前糖尿病とした。 その後の糖尿病の発症を毎年,平均4.7年(SD 0.7年)追跡した。 参加者の年齢は24〜82歳で,男性は4,670人,女性は1,571人だった。 ベースラインの前糖尿病は2,092人で,そのうちHbA1cだけが異常であったのは19.7%(412人),HbA1c異常とIFGの両方に該当した両者異常群は19.6%(410人)で,HbA1cが正常でIFGがあるケースが60.7%(1,270人)を占めた。 HbA1cのみ異常群ではIFGのみ群に比べ女性が多く,年齢が高く,高血圧が少なく,BMIが低く,トリグリセライド,尿酸,HDLコレステロール(HDL-C),γ-グルタミン酸転移酵素濃度が低く,白血球数が多い傾向があった。 追跡期間中に338人が糖尿病を発症し,糖尿病発症率は,HbA1cのみ異常群で7% ,IFGのみ群で9%で,両群間に有意差はなかった(ログランク検定によるP値0.3317)。 両者異常群の5年以内の発症率は38%に上った。 正常血糖のグループと比べた多変量調整後の糖尿病発症のハザード比は,HbA1cのみ異常群で6.00 (95%CI 3.76〜9.56),IFGのみ群で6.16 (同4.33〜8.77)であった。 さらに, 両者異常群では31.9 (同22.6〜45.0)と大幅な上昇が認められた。 同氏は「HbA1c異常は米国定義によるIFGより数は少ないが,糖尿病発症の予測能は同等である」と指摘。 また,両者が異常の場合,発症リスクは32倍と飛躍的に上昇したことから,「HbA1cとFPGの併用により,最も糖尿病発症リスクが高い患者を見つけ出し,有効な早期介入を行うことが可能になるだろう。 さらに今後、日本人の糖尿病発症予測に最適なHbA1cとFPGの閾値とその組み合わせを検討する必要がある」と述べている。 (木下 愛美) 出典 MT pro 2011.6.27 版権 メディカル・トリビューン社 読んでいただいて有り難うございます。 コメントをお待ちしています。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-07-11 00:58
| 糖尿病
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