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併用化学療法により膵癌患者の生存期間が2倍近く延長 致死的な膵癌に対して4剤併用化学療法レジメンを用いた場合、標準化学療法に比べて患者の生存期間が2倍近くになることが、新しい研究で示唆された。 膵腺癌(pancreatic adenocarcinoma:膵癌の95%を占める)は、米国での癌による死因の第4位(2010年)となっているが、欧米における5年生存率は6%に過ぎない。 仏ナンシー大学腫瘍内科学教授のThierry Conroy博士らは、後期臨床試験において、進行膵腺癌患者342例を2群に割り付け、半数に標準療法治療薬であるゲムシタビンを投与、残りにFOLFIRINOX(フォルフィリノックス)と呼ばれるオキサリプラチン、イリノテカン、ロイコボリン、フルオロウラシルの4剤併用化学療法を行った。 被験者の平均年齢は61歳であり、まだ完全に活動的で日常活動を行うことができた。 より症状の重い患者は対象外とした。 臨床試験の第2相試験はフランスの15施設で実施され、第3相試験では48施設に拡大した。 患者に要求された場合、または下痢や血球数減少、感覚性ニューロパシーなど許容できない毒性作用、もしくは疾患の増悪が認められた場合は試験を中止した。 研究の結果、生存期間中央値(MST)は、ゲムシタビン群では6.8カ月であったのに対し、FOLFIRINOX群では11.1カ月に改善した。 ただし、治療による副作用は併用群のほうが多かった。 各群1例が治療に関連する原因で死亡し、中央値6カ月の追跡調査期間終了までに342例中273例が死亡した。 研究結果は、米医学誌「New England Journal of Medicine」5月12日号に掲載された。 Conroy氏は「われわれは両方のレジメンの利点と毒性を患者に説明している。FOLFIRINOXレジメンは患者をより長く安定した状態にすることができ、生活の質(QOL)を改善し、QOLの低下を遅らせる。しかし残念ながら、依然として緩和療法(palliative treatment)であり、数カ月、時には何年か生存させることができる状況である」と述べている。 米マイアミ大学ミラー医学部シルベスターSylvester総合ケアセンター内科助教授のAlberto Montero博士は、「FOLFIRINOX群でこのような生存期間の改善がみられたため、今回の結果は“注目に値する”。ただし、まだ正常な日常活動を行えるという本研究の被験者の状態と一致する膵腺癌患者はごく少数である。新たに診断された患者でも病状が極めて悪いことは多く、併用薬の毒性作用に耐えられない可能性がある」と述べている。 (Health Day News 2011.5.11) 出典 Care Net.com 2011.5.24 版権 Care Net 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-06-14 00:21
| 消化器
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