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この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。 犠牲になられた方々、そしてご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。 また、福島第一原発事案(事故)で避難中の方々、そして計画停電中の首都圏の方々にお見舞い申し上げます。 また、被災者支援や原発復旧作業などの災害対策に全力を尽くしてみえる皆様に敬意を表します。 数ある2型糖尿病治療薬の中で、古くから使用されているメトホルミンが最適のファーストライン治療薬であることが、最近のメタアナリシス研究で明らかになりました。 メトホルミンは副作用の少なさ、使用実績の多さ、さらにジェネリック形式でも入手可能なために安価であることから最善の選択肢であるという結論です。。 血糖降下作用はどの薬剤も同様で、血糖降下度が評価されたのではなさそうです。 メトホルミンは“最も安価で効果あり” 2型糖尿病治療薬6種類を比較,米研究者が評価 2型糖尿病の治療薬が増える中,米ジョンズホプキンス大学のWendy L. Bennett氏らはメトホルミンなど治療薬6種の効果を比較し,評価結果をAnn Intern Med 3月14日オンライン版に発表。 1994年に米食品医薬品局(FDA)が承認したメトホルミンを“最も安価で効果がある”と結論付けた。 血糖,減量,コレステロール改善効果に優れ,低血糖リスク低い Bennett氏らが対象とした2型糖尿病治療薬は,メトホルミン,スルホニル尿素(SU)薬,チアゾリジン薬(ピオグリタゾン,rosiglitazone),グリニド薬(meglitinide),DPP-4阻害薬,GLP-1受容体作動薬の計6種類。 これらの薬剤を比較した観察研究や臨床試験をMEDLINE,EMBASE,コクラン臨床試験レジストリーから収集。2010年4月までのデータを対象としたが,MEDLINEの長期臨床転帰においては同年12月までとした。 データを抽出する際の基準は,主要な長期臨床転帰か,あるいはHbA1c,体重,HDLコレステロール(HDL-C),LDLコレステロール(LDL-C),トリグリセライド(TG),低血糖レベルなどを評価項目としている。 2人の研究者が個別にレビューを行い,最終的に上記糖尿病治療薬を比較した臨床試験140と観察研究26を抽出した。 これらが実施されたのは米国,欧州,アジアおよび複数国で,試験期間は最短12週間から最長11年だった。 これらのデータを3人以上の研究者が評価付けした。 評価を行った大半の治療薬は単剤および併用療法においてHbA1cは1%ポイント程度の減少が認められた。メトホルミンは,DPP-4阻害薬よりも改善効果を示し,チアゾリジン薬またはSU薬と比較した場合の減量効果は平均差およそ−2.5kg上回る結果となった。 このほかにもメトホルミンは,ピオグリタゾン,SU薬,DPP-4阻害薬と比べLDL-Cレベルを減少させる効果がより高いと評価された。 また,低血糖レベルについては,メトホルミンが最も高く評価され,対meglitinideでの統合オッズ比は3.00(同1.80〜 5.20),エビデンスの強さは低・中・高のうち「中」,対SU薬での統合オッズ比は4.60(同3.20〜6.50),エビデンスの強さは「高」だった。 メトホルミン単剤療法より併用療法がより高い効果 また,6種類の2型糖尿病治療薬の併用についても比較した。 メトホルミン単剤使用と,メトホルミン+rosiglitazoneの併用の場合について7つの比較試験で検討したところ,致死性および非致死性の虚血性心疾患の統合オッズ比は0.43%(95%CI 0.17〜1.10%)と,併用した場合にリスクが有意に減少した。 また,HbA1cについても,メトホルミンとSU薬,DPP-4阻害薬,チアゾリジン薬の併用療法はいずれもメトホルミン単剤療法の改善効果を上回った。 今回の研究で「メトホルミンは2型糖尿病治療における第一選択薬の1つとして有効であることが明らかになった」とBennett氏らは結論付けた。 また,対象となった治療薬6種のうちの2つを組み合わせた場合については,「大半の組み合わせにおいてはHbA1c値を下げることが分かったが,いくつかの組み合わせでは低血糖症などの悪影響を及ぼす結果となった」としている。 (松浦 庸夫) 原文 Comparative Effectiveness and Safety of Medications for Type 2 Diabetes: An Update Including New Drugs and 2-Drug Combinations. Ann Intern Med. 2011 Mar 14. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21403054 出典 MT Pro 2011.3.28 版権 メディカル・トリビューン社 <関連サイト> メトホルミンは依然として2型糖尿病のファーストライン治療薬 http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=20594 ■米国では現在、2型糖尿病患者の高血糖治療のために11クラスの薬剤が承認されている。 このうち9クラスは1995年以降に承認されており、比較的新しい薬剤が多い。 ■メトホルミンは下痢のリスクを上昇させる副作用があるものの、その他の副作用は他の薬剤に比べ少なく、かつ1錠あたり0.35ドル(約29円)という低コストがシタグリプチンの6.42ドル(約526円)などと比べて優れることが分かった。。 ■チアゾリジン薬については、重篤な副作用があることから綿密な精査を行った結果、体重増加と骨折、うっ血性心不全のリスク上昇と関連することが確認された。 心臓発作との関連も示唆されていたが、今回のメタ分析ではその点は確認されなかったか、もしくは否定される結果だったという。 ■SU薬および速攻型インスリン分泌促進薬については低血糖のリスク増大が認められた。 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2011-04-06 00:23
| 糖尿病
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