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この度の東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。 犠牲になられた方々、そしてご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。 また、福島第一原発事案(事故)で避難中の方、そして計画停電中の首都圏の方にお見舞い申し上げます。 心・腎連関−心血管リスクとしてのCKD慢性腎臓病 微量アルブミン尿を指標にRA系抑制薬投与を 慢性腎臓病(CKD)は末期腎不全だけでなく,心血管疾患(CVD)のリスクとして注目されている。 国内外で多くの臨床研究が行われ,CKDの徴候とされる微量アルブミン尿でさえ脳卒中や心不全の発症リスクを高めること,レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬による早期治療が尿中アルブミンを減少させ,CVDや腎不全の発症を効果的に抑制することが確認されている。 〜微量アルブミン尿〜 独立した心血管事故の予測因子 早期介入により腎症は回復する 心機能と腎機能との密接な関連が病態に反映される,いわゆる「心・腎連関」という概念が注目されるようになったのは,2001年に発表された HOPE(Hypertension Outcome Prevention and Evaluation)試験およびHOT(Hypertension Optimal Treatment)試験のサブ解析で,血清クレアチニン値が1.4〜1.5mg/dL以上の患者でCVDリスクが有意に上昇したことがきっかけだった。 その後,多くの大規模臨床研究で,糖尿病や心不全,高血圧患者だけでなく,高齢者や一般住民においても,糸球体濾過量(GFR)が60mL/分 /1.73m2未満でCVDの発症と死亡のリスクが有意に上昇することが判明した。 CKDは,米国腎臓財団が2002年に提唱した疾患概念で,原疾患にかかわらず,GFRが60mL/分/1.73m2未満に低下した状態を言う。 2003年に米国心臓学会がCKDをCVDの独立した危険因子として位置付け,2006年からは3月の第2木曜日が「世界腎臓デー」に制定されるなど,CKD予防・治療を推進する世界的な啓発活動が展開されている。 CKDに関する臨床研究のなかでも,腎症はあるが機能は正常以上の状態で出現してくる微量アルブミン尿への介入効果は注目に値する。 微量アルブミン尿は,糖尿病患者において早期腎障害の予測因子として知られているが,最近では心血管事故死の強力な予測因子であること,さらに,非糖尿病高血圧患者や一般住民においても微量アルブミン尿が心血管死および全死亡のリスクであることが報告されている。 一方,RA系抑制薬による治療が微量アルブミン尿を抑制し,CVDリスクを軽減することが確認されている。 左室肥大を伴う高血圧患者約8,000例を4.8年間追跡したLosartan Intervention for Endpoint reduction in hypertension(LIFE)研究では,尿中アルブミン値がベースライン時,試験開始1年後ともに上位50%の群は心血管事故発生率が13.5%と高かったが,ベースライン時上位50%で試験開始1年後に下位50%になった群は8.6%に低下した。 オランダ人の一般住民約8 万5,000例を対象にしたPREVEND IT研究でも,微量アルブミン尿(50mg/24時間超)により心血管事故発症率が有意に上昇するが,ACE阻害薬の治療により抑制されることが示された(図1)。 同様の傾向は日本人でも確認されている。 東北地方の一般住民の高齢者約2,000例を1997年から7.8年間追跡した大迫研究では, CVD発症リスクはクレアチニン・クリアランス(Ccr)が70mL/分超群に比べて40〜70mL/分群で1.9倍,40mL/分未満群で3.1倍に上昇し,心血管事故死亡,全死亡についても腎機能低下が独立した予測因子となることが示された。 また,糖尿病患者の介入研究で,微量アルブミン尿が正常化した患者は,不変であった患者に比べて,腎不全とCVDの発症が75%抑制されたと報告されている。 出典 Medical Tribune 2007.7.26 版権 メディカル・トリビューン社 <関連サイト> 心腎連関とは(その1)1/3 http://blog.m3.com/reed/20071206/1 心腎連関とは(その2)2/3 http://blog.m3.com/reed/20071207/1 心腎連関とは(その3)3/3 http://blog.m3.com/reed/20071208/1 心腎連関 その1(1/2) http://blog.m3.com/reed/20080320/1 心腎連関 その2(2/2) http://blog.m3.com/reed/20080321/1
by wellfrog4
| 2011-03-18 00:10
| 腎臓病
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