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2型糖尿病患者における強化血糖コントロールが心血管イベント発症および全死亡に与える効果:5つの無作為化比較試験(UKPDS、ADVANCE、VADT、ACCORD、PROactive)のメタ解析 論文:Effect of intensive control of glucose on cardiovascular outcomes and death in patients with diabetes mellitus: a meta-analysis of randomised controlled trials Lancet 2009; 373: 1765-1772 いままで発表されたUKPDS、ADVANCE、VADT、ACCORDといった無作為化比較試験(RCT)において個々の研究では、強化療法群と通常療法群の間には、心筋梗塞や脳卒中の発症に有意差がなかった。 そこで、この4研究にPROactiveを加えた5大RCTのメタ解析を行った。 PROactiveは既に重篤な動脈硬化性疾患を有する2型糖尿病にピオグリタゾンまたはプラセボを投与した研究で、結果的にピオグリタゾン群がプラセボ群に比べ、HbA1cが0.5%低かった。 5つの臨床試験、33,040例を対象に、強化療法群と通常療法群における死亡・心血管イベントの発生率をメタ解析した。 平均5年間、約163,000人・年において、非致死性心筋梗塞は1,497例、冠動脈疾患(心筋梗塞死と非致死性心筋梗塞)は2,318例、脳卒中は1,127例、全死亡は2,892例であった。 結果的に強化療法群と通常療法群との間にはHbA1cに0.9%の差があった。 その結果、強化療法群では非致死性心筋梗塞(オッズ比、以下OR、0.83、95%信頼区間(CI) 0.75-0.93)、冠動脈疾患(OR 0.85、95%CI 0.77-0.93)が有意差を有して抑制されたが、脳卒中(OR 0.93、95%CI 0.81-1.06)および全死亡(OR 1.02、95%CI 0.87-1.19)には差がなかった。 このようにより良い血糖コントロールの継続は死亡率を高めることなく、冠動脈疾患発症を有意に抑制した。 しかし、5研究の患者背景、血糖コントロール状況、改善のための手法、血糖コントロール改善のスピードなどの差異は著しかった。 2型糖尿病においては、血圧、脂質異常を強力に制御し、血糖コントロールをより良い状況に維持することが所期の目標である血管障害発症阻止に必須であることは言を俟たない。 今後は、発症あるいは診断後早期例を対象として、いかなる薬剤を用いて、どのレベルの血糖コントロールを継続するのがベストなのか、検討が始まるであろう。 http://www.univadis.jp/Services/DiabetesPro/Pages/ClinicalTrials0911_02.aspx 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-11-22 00:45
| 糖尿病
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