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喫煙が結腸直腸がんの発症と死亡に関連 欧州腫瘍学研究所(伊ミラノ)のEdoardo Botteri氏らが106件の観察研究を対象にメタアナリシスを行った結果,喫煙が結腸直腸がん(CRC)の発症と死亡に関連することが認められた。詳細はJAMA(2008; 300: 2765-2778)に発表された。 長期喫煙者で喫煙本数が関連 喫煙は,これまでCRCスクリーニング受診者の層別化因子とは考えられていなかった。 しかし,数件の先行研究では特に大量喫煙者でCRCが早期に発症することが示されており,Botteri氏らの新旧の研究結果からも喫煙が腺腫性ポリープやCRCを誘発するとのエビデンスが得られている。同氏らは「喫煙はCRCスクリーニング開始年齢を決定する際に考慮すべき重要な要因になりうる。つまり,喫煙者ではスクリーニング開始年齢を下げる,非喫煙者では開始年齢を上げることができる」と述べている。 メタアナリシスの対象となった106件の研究のうち,26件で非喫煙者に対する喫煙者の調整推定リスクが示されていた〔相対リスク統合値1.18,95%信頼区間(CI)1.11〜1.25〕。 また,喫煙による絶対リスクは,10万人・年当たり10.8(95%CI 7.9〜13.6)だった。 喫煙年数10年以上では,発がん率は年間喫煙パック数または1日喫煙本数の増加とともに上昇し,喫煙年数が30年を超えると,統計学的に有意となった。 17件のコホート研究では死亡率に関し解析されていた。 非喫煙者と比べた喫煙者の推定リスク統合値は,1.25(95%CI 1.14〜1.37)であった。喫煙による死亡の絶対リスクは,10万人・年当たり6.0であった(95%CI 4.2〜7.6)。 喫煙と発がんおよび死亡との関連は,結腸がんより直腸がんで強かった。 また,喫煙関連リスクは,遠位結腸がんより近位結腸がんで高かった。 過去の研究では意見が分かれる 今回のメタアナリシスでは対象研究件数が多かったため,サブグループ解析や多くの交絡因子の調整も行われた。 例えば,潜在的な交絡因子として飲酒が検討されたが,飲酒を調整した後でも結果に変化は見られなかった。 喫煙とCRCの関連については,これまで意見が分かれていた。 過去の研究結果に一貫性が見られなかった原因には,研究デザイン,対象集団の特徴,影響度の高い交絡因子(食事,飲酒,運動,BMI)に対する治療法などが挙げられる。 喫煙と結腸直腸腺腫性ポリープの関連は,過去20年間に数多く報告されている。 Botteri氏らの先行メタアナリシスでは,非喫煙者と比較した喫煙者の推定リスク統合値は1.82(95%CI 1.65〜2.00)であった。 出典 MT pro 2009.5.14 版権 メディカルトリビューン社 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-11-20 00:15
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