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上下腹部・乳腺・甲状腺がん検診にきわめて有用 日本赤十字社熊本健康管理センターでは,1983年から人間ドックおよび地域・職域集団検診において上腹部超音波検診を,92年からは下腹部検診および乳腺・甲状腺の超音波検診を行っており,現在年間受診者数約13万人,1日約500~600人となっている。 同センターの三原修一副所長はこれまでの経験から,超音波検診は上下腹部・乳腺・甲状腺がんの検診にきわめて有用であることを示した。 初回受診者の悪性疾患発見率0.15% 同センターでは1983~2007年の腹部超音波検診受診者数は延べ170万3,350人(実質38万7,725人)で,1,678例の悪性疾患が発見された。 発見率は初回受診者0.15%,非初回受診者0.09%。 発見された悪性疾患は,肝細胞がん393例,腎細胞がん389例,膀胱がん178例,胆嚢がん165例,膵がん151例,その他,婦人科がんなど多岐にわたった。 切除率は全体で65.9%,腎細胞がんでは99%,膀胱がん97%,胆嚢がん90%,膵がん52%,肝細胞がん22%だった。 腹部超音波検診発見がん(転移性がん,白血病を除く)切除例の10年生存率は82%,20年生存率80%で,臓器別に切除例の10年生存率を見ると,腎細胞がん97.4%,胆嚢がん82.2%,肝細胞がん44.9%,膵がん39.4%だった(図)。 肝細胞がんの治療法(発見時)は,手術が22.6%,経カテーテル肝動脈塞栓術(TAE)/経皮的エタノール注入療法(PEIT)/経皮的マイクロ波焼灼療法(MCT)/経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)が58.8%,その他の保存療法が18.7%に行われ,生存率はそれぞれ44.9%(10年),13.8%(10年),5.7%(9年)となっていた。 非がん部の組織検査では,肝硬変56.7%,慢性肝炎17.3%,アルコール性肝炎1%,肝炎像なし25.0%だった。 胆嚢がんでは,胆嚢結石合併例は30.3%,膵胆管合流異常合併例が4.8%存在した。 切除例の壁深達度は粘膜内(m)21.8%,固有筋層(mp)9.9%,漿膜下層(ss)61.3%,10年生存率はそれぞれ100%,88.9%,77.8 %だった。 ssがんの77.0%ではリンパ節転移が認められなかった。 膵がんは検診受診時に28.3%が自覚症状を有していた。 また,腫瘍マーカー高値例も多く,検診受診時に既に進行している症例が多いことがうかがえた。切除例の10年生存率は,浸潤性膵管がんで26.2%,その他の膵がん67.7%だった。 腎・泌尿器がんは超音波検診発見がんの39.7%を占め,最も発見率が高かったのは腎細胞がん,次いで膀胱がん,腎盂腎がん,前立腺がんの順であった。 切除例の10年生存率は,前立腺がん100%,膀胱がん98.0%,腎がん97.4%,腎盂腎がん66.0%だった。 また,1992~2007年の超音波乳がん検診受診者は20万1,636人で,要精検率1.8%,精検受診率93.1%で,293例(0.15%)の乳がんが発見された。 1992~2005年人間ドックでの甲状腺検診受診数は3万6,089人で,そのうち100例(0.28%,男性23例,女性77例)に甲状腺がんが発見された。 以上から,三原副所長は「超音波検診は上下腹部・乳腺・甲状腺がんの検診にきわめて有用であり,精度の高い超音波検診を行うには,レベルの高い読影医,技師を確保し,解像度の高い機種を使用して,精検受診勧奨や精検結果の把握,予後調査などの事後管理体制を確立することが重要である」と指摘した。 出典 NM online 2010.9.16 版権 日経BP社 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-09-28 00:48
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