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ADA DPP-4阻害薬はSU薬に取って代わるか 第70回米国糖尿病学会(ADA 2010)のCurrent Issues「DPP-4阻害薬はSU薬に取って代わるか」では,新しいインクレチン関連薬であるジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-4阻害薬と半世紀以上にわたって用いられてきたインスリン分泌促進薬であるスルホニル尿素(SU)薬を巡って,ドイツと英国の専門家によるディベートが行われた。 論戦は,前日に行われたサッカーワールドカップでの試合の再戦の様相を呈し,盛り上がった。 YES/DPP-4阻害薬にはSU薬使用に伴うリスクがない 「DPP-4阻害薬はSU薬に取って代わる」との立場から発表したのは,バート・ラウターベルク糖尿病センター(独バート・ラウターベルク)のMichael A. Nauck氏。同氏は,DPP-4阻害薬にはSU薬使用に伴うリスクがないことを強調した。 同氏は, (1)SU薬のインスリン分泌促進作用は血糖値が高くなってもあまり増加しないが,DPP-4阻害薬が増加させるグルカゴン様ペプチド(GLP)-1のインスリン分泌促進作用は血糖値が高くなると増加する (2)SU薬は体重を増加させやすいが,DPP-4阻害薬は増加させない (3)SU薬は低血糖を引き起こしやすいが,DPP-4阻害薬は引き起こしにくい (4)SU薬は心機能に影響を及ぼし,心血管イベントのリスクとなる可能性がある (5)SU薬で長期にわたって血糖コントロールすることは難しい―などの点を指摘。そのうえで,「SU薬と同等の効果を示し,SU薬よりもリスクが低い薬剤が使えるようになっており,DPP-4阻害薬はそういう薬剤の1つである。にもかかわらず,なぜSU薬の使用にこだわる必要があるのか」と主張した。 DPP-4阻害薬がSU薬に取って代わる時期については,「DPP-4阻害薬が安価になり,十分なエビデンスが蓄積されたとき」とした。 NO/SU薬には十分なエビデンスがある 「DPP-4阻害薬がSU薬に取って代わることはない」との立場からは,オックスフォード糖尿病内分泌代謝センター(英オックスフォード)のDavid R. Matthews氏が発表。その理由として,SU薬に十分なエビデンスがあることなどを挙げた。 同氏は「SU薬が他のどの薬剤よりも優れている,DPP-4阻害薬が効かないなどと言うつもりはない」と断ったうえで, (1)2型糖尿病に対するSU薬の有効性と安全性はUKPDSをはじめとする多くの臨床試験で証明されている (2)SU薬による血糖コントロールは受け入れられるもので,低血糖もその血糖降下作用を反映している (3)世界中で2型糖尿病が著しく増加しており,安価で安全な治療薬が求められている (4)費用や安全性の点で,SU薬を過去の薬剤として追いやるほどの優位性がDPP-4阻害薬にあるとは考えにくい (5)われわれはまだ2型糖尿病に対する最良の治療が何であるのか答を持っていない―などと指摘。 「DPP-4阻害薬がSU薬に取って代わることはない」とした。 出典 Medical Tribune 2010.8.5 版権 メディカルトリビューン社 <きょうの一曲> 「あのねのね 赤とんぼの唄」 http://www.youtube.com/watch?v=nwQyschcCKQ 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-08-07 00:01
| 糖尿病
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