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SGLT2阻害薬の追加が有効,メトホルミンで血糖コントロール不十分な患者に インスリン作用と独立して血糖降下,体重減少,血圧降下も 英Aston大学のClifford Bailey氏らは,インスリン作用と独立して血糖を降下させる新しい糖尿病治療薬であるNa-グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬dapagliflozinを,メトホルミンでコントロール不十分な患者に追加。 重篤な低血糖を起こさずHbA1cが低下し,体重減少や血圧降下の効果も確認されたと発表した(Lancet 6月26日オンライン版)。 Effect of dapagliflozin in patients with type 2 diabetes who have inadequate glycaemic control with metformin: a randomised, double-blind, placebo-controlled trial http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736%2810%2960407-2/abstract 血糖値のみならず,他の代謝性因子を改善させるdapagliflozinは,糖尿病合併症の予防にも有効と考えられる。 #33~41%の患者で24週後のHbA1cが7%未満に SGLT2阻害薬dapagliflozinは,腎臓におけるブドウ糖の再吸収を抑制することで,インスリン作用に依存しないで血糖値を減少させる。 早期の糖尿病患者や,インスリン+経口血糖降下薬でコントロールできない進行した糖尿病患者においても適応が期待されている。 英Aston大学のClifford Bailey氏らは,メトホルミンで血糖コントロールが不十分な患者を対象に,dapagliflozinの有効性と安全性を評価した。 2007年9月~08年4月,米国,カナダ,アルゼンチン,メキシコ,ブラジルの計80の施設で二重盲検法並行二群間プラセボ対照第Ⅲ相試験が行われた。 メトホルミンを1日1,500mg服用し血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者546例が,dapagliflozin 1日服用量2.5mg群(N=137),5mg群(N=137),10mg群(N=135)と,プラセボ群(N=137)にランダムに割り付けられた。 メトホルミンは服用を継続した。 一次エンドポイントは,24週後のHbA1cのベースラインからの変化で,二次エンドポイントは,24週後の体重の変化, 1週後と24週後の空腹時血糖,24週後のHbA1cが9%以上から7%未満に低下した患者の割合とした。 dapagliflozin 2.5mg群135例,5mg群133例,10mg群132例,プラセボ群134例の計534例が分析対象となった。24週後のHbA1cの変化は,プラセボ群の-0.30%(95%CI -0.44~-0.16)と比較して,dapagliflozin 2.5mg群で-0.67%(同-0.81~-0.53,P=0.0002),5mg群で-0.70%(同-0·85~-0.56,P<0.0001),10mg群で-0.84%(同-0.98~-0.70,P<0.0001)とそれぞれ有意に低下した。 24週後,プラセボ群に比べdapagliflozin群でより多くの患者が,HbA1c 9%以上から7%未満へと改善し(33.0~40.6% vs. 25.9%),dapagliflozin 5mg群と10mg群では有意差が認められた。 1週後の空腹時血糖の低下は,プラセボ群に比べdapagliflozin 5mg群と10mg群で有意だった。 24週後の空腹時血糖は,dapagliflozin群-17.82 mg/dL~-23.40mg/dLで,すべての服用量群でプラセボ群の-5.94mg/dLより有意に低下していた。 #性感染症がプラセボ群より高頻度 体重の減少は,dapagliflozin群では服用後早期から試験を通して続き,24週後の体重減少はすべての服用量群で有意で,24週後に5%以上体重が減少した患者は,dapagliflozin 2.5mg群で18.1%,5mg群で19.5%,10mg群で22.1%プラセボ群を上回った。 血圧についても,高血圧の既往がある患者の後付け解析で,dapagliflozin群では24週後に130/80mmHg未満に低下した割合が高かった(29.5~37.5% vs. 8.8%)。 低血糖症の割合は,dapagliflozin群(2~4%),プラセボ群(3%)と同程度で,その程度はいずれも軽度だった。尿路感染症の頻度はすべてのグループで同様だったが,性感染症の症状,徴候は,dapagliflozin群でより高頻度に認められた(2.5mg群8%,5mg群13%,10mg群9%,プラセボ群5%)。 重大な有害事象はdapagliflozin群でそれぞれ4例,プラセボ群で5例あったが,いずれも治療との関連は認められなかった。 出典 MT pro 2010.7.5 版権 メディカルトリビューン社 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容) 「井蛙」内科メモ帖 http://wellfrog.exblog.jp/
by wellfrog4
| 2010-07-17 00:26
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