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##日本の脳卒中発症率,減少傾向が止まり横ばいに ##STROKE2010で発表,滋賀県高島市の発症登録研究から 1980年代の世界保健機関(WHO)MONICAプロジェクトを契機に,わが国でも80年代後半から循環器疾患の症例登録研究が多数行われるようになったが,現在まで研究が継続しているところはわずかだ。 滋賀医科大学(社会医学講座公衆衛生学部門)の喜多義邦氏は,滋賀県高島市における脳卒中発症登録例を検討した結果,90年代の前半から後半にかけて見られた脳卒中発症率の減少傾向が,2000年前後では見られなくなり,横ばい傾向になっていることを,脳卒中関連合同学会(STROKE2010;4月15~17日,盛岡市)で報告した。 #季節変動では春に最も発症多い 1989年に開始された同研究では,医療機関への出張採録を基本とし,MONICAの診断基準を満たす患者の登録が行われている。 まず,初発脳卒中で登録された症例の日内変動について検討したところ,3病型(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)のいずれにおいても,午前中と夕方以降に発症が多いという二峰性が示され,特に出血性脳卒中でその傾向が顕著であった。 喜多氏は「この二峰性のトレンドは血圧変動とよく似ている」と説明。日内変動は男女ともに見られたが,女性でより二峰性傾向が強かった。 続いて,曜日を3つに分け,脳卒中発症との関係を見たところ,脳卒中全体では月~水曜日に発症が多く,木・金曜日で徐々に減っていき,土・日曜日に最も少なかった。 3病型のうち脳梗塞も同様の傾向を示した。その要因として,同氏は「月曜日になるとなんらかのストレスがかかり,週末が近づくとストレスが薄れていくためではないか」と考察した。 同様に,季節変動に関しても調べたところ,夏が最も脳卒中発症が少なく,秋,冬と季節が巡るにつれてリスクが上昇し,最も多いのは春と判明。 脳梗塞や脳出血でも同様の季節変動が認められたが,くも膜下出血は症例が少ないこともあり明確な傾向は見られなかった。 季節変動は男性より女性のほうが,若年者より高齢者のほうがその傾向が強いことも明らかとなった。脳梗塞の急性期死亡(28日以内)についても,夏が最も少なく,秋,冬と増えていき,春が最も多いという結果が得られた。 1990年以降の脳卒中発症率の推移を見ると,90〜95年にかけては,それほど変化はなかったが,90年代後半に発症率が著しく減少。 しかし,その減少傾向は続かず,2000年前後にかけては横ばい状態となっていた。この傾向は男女ともに見られたが,男性でより顕著であった(Int J Stroke 2009; 4: 241-249;図)。 同氏は「2001年以降の発症登録も継続して行っており,この先が果たして増えているのか減っているのか,あるいは変化がないのかについて,機会があれば示したい」と結んだ。 出典 MT pro 2010.4.23 版権 メディカルトリビューン社 読んでいただいて有難うございます。 コメントをお待ちしています。 井蛙内科開業医/診療録(4) http://wellfrog4.exblog.jp/ (H21.10.16〜) 井蛙内科開業医/診療録(3) http://wellfrog3.exblog.jp/ (H20.12.11〜) 井蛙内科開業医/診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ (H20.5.22〜) 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (H19.8.3〜) (いずれも内科専門医向けのブログです) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器専門医向けのブログです)
by wellfrog4
| 2010-04-30 00:13
| 神経内科
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