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Nateglinide投与で糖尿病進展抑制・心血管イベント抑制できず ■IGTから2型糖尿病への進展に関して、論文ではnateglinideはplaceboに比較して糖尿病の発症を有意に減少させなかったと記載されている。 しかし、統計学的には、marginal significanceをもって糖尿病の発症が増加したと記載すべきであろう。 ■rosiglitazoneが心筋梗塞を増加させる可能性が指摘されたことより、米国のFDAは新しい糖尿病治療薬については心血管イベントに対する作用の検討を求めている。 ■今回の研究でnateglinideは、IGTにおいては心血管イベントを抑制することが出来なかった。 <私的コメント> IGTにおける経口糖尿病剤の使用については、「糖尿病進展抑制」と「心血管イベント抑制」について常に分けて考える必要があるということが分かります。 Nateglinide;商品名スターシス、ファスティック 文献 Navigator Study Group, et al : N Engl J Med 362:1463,2010 執筆者 J-CLEAR 理事 影山 茂先生 (東京慈惠医大 教授) 出典 日本医事新報 No.4495 2010.6.19 P36〜37 版権 日本医事新報社 <関連サイト> NAVIGATOR 研究:スターシスの糖尿病・心血管イベント発症抑制効果否定的 http://intmed.exblog.jp/10190637/ The NAVIGATOR Study Frequently Asked Questions & Answers http://www.bioportfolio.com/news/novartis_2.htm NAVIGATOR試験 http://blog.m3.com/reed/20100318/NAVIGATOR_ NAVIGATOR study evaluates effect of nateglinide and valsartan on the incidence of diabetes and cardiovascular events http://www.nelm.nhs.uk/en/NeLM-Area/News/2010---March/15/NAVIGATOR-study-evaluates-effect-of-nateglinide-and-valsartan-on-the-incidence-of-diabetes-and-cardiovascular-events/ Effect of Nateglinide on the Incidence of Diabetes and Cardiovascular Events The NAVIGATOR Study Group http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/362/16/1463 Effect of Valsartan on the Incidence of Diabetes and Cardiovascular Events http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/362/16/1477 [PDF] IGT患者に対するvalsartan (ディオバン)の効果:NAVIGATOR(100315) http://rockymuku.sakura.ne.jp/zyunnkannkinaika/NAVIGATOR1.pdf プラセボに負けたValsartan・・・NAVIGATOR研究・・・ http://intmed.exblog.jp/10466361/ <番外編 その1> 注射より効く「塗るワクチン」用素材を開発 http://www.m3.com/news/news.jsp?articleLang=ja&articleId=121858&categoryId=&sourceType=GENERAL& 読売新聞 2010.6.21 ■インフルエンザウイルスのように鼻やのどの粘膜から感染する病原体を防ぐため、粘膜の免疫力を高める「塗るワクチン」として利用できる素材を、東京大や大阪府立大などの研究チームが開発した。 ■ワクチンを注射すると、抗体が血液中にできるが、インフルエンザウイルスは血管から離れた粘膜表面で増殖するため、効果が弱い。 粘膜で働く抗体を作るには、粘膜の表面にウイルスや細菌の断片を長期間、付着させる必要があるが、鼻水などですぐに流されてしまうのが課題だった。 ■東大の清野宏教授らは粘膜がマイナスの電気を帯びていることに着目し、グルコースなどから、プラスの電気を帯びたゼリー状の物質を合成。 この物質に毒性を無くしたボツリヌス菌や破傷風菌の破片を混ぜてマウスの鼻の中に塗ると、粘膜に10時間以上残り、粘膜と血液中の両方に、菌を退治する抗体ができた。 ■塗るワクチンは各国で研究が進められているが、ウイルス感染や副作用のおそれがあると指摘される。 清野教授は「効果が高く副作用の少ない次世代のワクチンとして期待できる」と話している。 <番外編 その2> 市中肺炎歴のある高齢者の酸分泌抑制薬の使用開始が再発と関係 ■最近の市中肺炎歴のある高齢患者ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)またはH2ブロッカーの使用開始により再発リスクが高まるため,処方には注意が必要であると,カナダのグループがAmerican Journal of Medicineの1月号に発表した。 ■同グループは,市中肺炎による入院歴のある65歳以上の高齢者を対象にコホート内症例対照研究を実施。PPI/H2ブロッカーの使用と市中肺炎のリスクとの関係を検討した。 症例は初回の肺炎による入院から30日以上経過後に再発で入院した患者,コントロールは年齢,性をマッチさせた非再発例とした。 ■5.4年間の追跡で市中肺炎の再発で入院した248例と,コントロールの2,476例をマッチさせた。その結果,再発率はPPI/H2ブロッカー非使用群が8%(130/1,617例)であったのに対し,使用群では12%(71/608例)と有意に高率だった。 ■PPI/H2ブロッカー使用群のうち,初回肺炎の退院後に使用を開始した患者の再発率は15%(46/303例)と有意に高かった(OR 2.1,P<0.01)。 一方,初回入院前から使用していた患者の再発率は8%(26/305例)で非使用群と同等であった。 原著 Eurich DT, et al. Am J Med 2010; 123: 47-53. 出典 Medical Tribune 2010.1.14 版権 メディカル・トリビューン社 他にもブログがあります。 ふくろう医者の診察室 http://blogs.yahoo.co.jp/ewsnoopy (一般の方または患者さん向き) 葦の髄から循環器の世界をのぞく http://blog.m3.com/reed/ (循環器科関係の専門的な内容) 「葦の髄」メモ帖 http://yaplog.jp/hurst/ (「葦の髄から循環器の世界をのぞく」のイラスト版) 井蛙内科/開業医診療録(3)http://wellfrog3.exblog.jp/ 井蛙内科/開業医診療録(2) http://wellfrog2.exblog.jp/ 井蛙内科開業医/診療録 http://wellfrog.exblog.jp/ (内科関係の専門的な内容)
by wellfrog4
| 2010-06-28 00:11
| 糖尿病
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