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10月19日より医療従事者から順番にワクチン接種が全国で始まりました(始まる予定でした)。 当地区では先週末から病院職員の接種が始まりましたが配給数が少なく現場で混乱が起こっています。 納入方法にも多くの問題があります。 医療関係者(医師、看護師の合計数)のアンケートが医師会より届き、その人数を記入してFAXして返答しただけです。 正式び納入の意思表示をしたわけでもないのに先日、薬品卸業者を通して納品されました。 しっかり納入伝票もついています。 つまり、注文もしていないのに納品と請求書が届くと言う商取引上多いに問題のある形式(手続きの齟齬)となっているのです。 あたかも医療従事者はワクチン接種を熱望している、接種して当然といったスタンスなのです。 副反応も有効性も分からない得体の知れないワクチンです。 私も職員もこのワクチンを医療関係者を最優先にという言葉に釣られて(率先して)接種するつもりはありません。 率先して接種された先生方の気持ちはいかがだったでしょうか。 #新型インフルエンザワクチン接種後の副反応で32症例が報告、重篤の6例はいずれも回復・軽快 新型インフルエンザワクチン接種後の副反応の状況について、10月19日から22日までの報告がまとまった。 厚生労働省によると、この間に報告があった副反応症例は2つの調査合計で32症例となった。 うち重篤な副反応を示したのは6例だったが、いずれも回復・軽快している。 ワクチン接種後の副反応については、国立病院機構67病院の医療従事者を対象としたコホート調査とワクチン接種の受託医療機関からの報告に基づく2系統の調査で把握している。 コホート調査では、重篤な副反応が4例、非重篤の副反応が3例あった。 重篤な副反応は、両下肢筋肉痛が1例、嘔吐が1例、動悸(洞性頻脈)が1例、嘔吐・発熱・意識低下が1例だった。 いずれも、回復または軽快に至っている。 このほか、非重篤の副反応として3例が報告された。 アナフィラキシーが1例、発熱が2例だった。 なお、このコホート調査の接種者数は2万2112例となっている。 もう1つの受託医療機関からの報告に基づく調査では、重篤な副反応が2例だった。 アナフィラキシーショック1例、吐気1例で、いずれも回復または軽快している。 非重篤の副反応が23例で認めた。 内訳は、じんましん9例、アナフィラキシー2例、アナフィラキシーショック1例、全身の発疹2例、局所の異常腫脹2例、動悸・気分不良・血圧上昇1例、発熱1例、インフルエンザ様症状1例、呼吸困難・SpO2低下1例、顔面の搔痒1例、意識消失・吐気1例、頭痛1例だった。 なお、医療機関における接種数については、改めて集計する予定になっている。 <番外編 その1> #肥満防止ホルモン、脳刺激で糖尿病防ぐ 生理研解明 自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県岡崎市)の箕越靖彦教授らの研究チームはマウスを使った実験で、脂肪細胞にある肥満防止ホルモンが脳神経を刺激し糖尿病を防ぐ仕組みを解明した。 満腹感を生み出す脳神経部分が活性化され血糖値の上昇を抑えるという。 インスリンに頼らない糖尿病の新たな治療法の開発に役立つとみている。 成果は米糖尿病学会誌ダイアビティス電子版で発表した。 マウスの脳内に微細な注射針で肥満防止ホルモンを入れ、反応を調べた。 その結果、食事や睡眠など本能を担う場所である視床下部で、満腹感を生み出す部位の神経が活性化した。 この働きは自律神経に伝わり、全身の筋肉での糖の取り込みが活発になって血糖値が下がるという。 箕越教授は「ヒトでも同じ働きがある」とみている。 肥満防止ホルモンと同様な性質を持つ物質をうまく探せば、血糖値をより効果的に下げられる可能性がある。 出典 日経新聞・朝刊 2009.10.28 版権 日経新聞社 <番外編 その2> 「あの論文は二重の意味で衝撃だった」、自治医大・森澤氏 http://mrkun.m3.com/mrq/community/message/view.htm?cmsgId=200910281344091194&msgId=200910281345441460&mrId=ADM0000000 ■「あの論文は二重の意味で、衝撃だった。臨床医学のレベルで日本は中国にはるかに及ばないこと、またドラックラグが深刻であり、日本のワクチン戦略が世界標準から大幅にずれていることが浮き彫りになったからだ」 こう語るのは、自治医科大学感染免疫学講座・臨床感染症学部門准教授の森澤雄司氏。 森澤氏は厚生労働省の新型インフルエンザワクチンに関する意見交換会などで、専門家の立場から積極的に発言されています。 ■「あの論文」とは、NEJM誌に、10月21日に掲載された論文、「A Novel Influenza A(H1N1) Vaccine in Various Age Groups」。 中国で2200人を対象に、新型インフルエンザワクチンの有効性や安全性を調べるために実施された、プラセボ対照のランダム化比較試験。3歳から77歳を年齢別に4群に分けて、1回接種と2回接種、アジュバンドの有無などによる抗体価の変化を調べています。 研究を実施したのは、中国江蘇省をはじめとする行政機関、Southeast universityなど。 ワクチンを製造したのは、中国のHualan Biological Bacterin Company。 ■森澤氏は次のように続けます。 「日本では200人という規模で臨床試験をやっただけ(中間結果が報告されたのは10月16日)。それに対して、中国では臨床試験の結果が既にNEJMに掲載されている。もう率直に言って、話にならない。また、従来、感染症の領域ではドラックラグはあまり問題になっていなかったが、今回の新型インフルエンザでは、急に流行が開始し、早急な対応を求められる事態になり、ドラックラグが強く認識されるようになった。中国で今回の試験が可能だったのは、ワクチンを海外に売ろうという意識を国策としてきちんと持っているからだ。ワクチン行政がしっかりしている。これに対して、日本ではワクチンを作っているのは小規模のメーカー。行政が企業を守り、護送船団でがんばるという発想はもうあり得ないはずなのに、まだやっている。今の状況は、そのようにしか見えない。ワクチンを作るのであれば、ワクチンを輸出するくらいの心意気、ビジョンが必要なのではないか。そもそも国産ワクチンと輸入ワクチンを区別して考えているのは、恐らく日本だけ。この考え自体が、世界標準からもはや大幅にずれている。医療現場では「有効な薬が使用できれば良い」と考えるが、それを日本の医療現場が政策提言する余裕はない。医療崩壊するかもしれないところで政策提言は無理。そうした中での話なので、行政にはより戦略性が求められる」 ■日本製薬工業協会の2008年11月のニューズレターでは、主要医学誌の論文数を調べた調査に基づき、「日本は、臨床研究分野では、2002年まで12番目であったものが2003年以降は18番目とさらに順位を下げている一方、対照的に中国が論文数を大きく伸ばしている」と報告しています。 <関連サイト> A Novel Influenza A (H1N1) Vaccine in Various Age Groups http://content.nejm.org/cgi/content/full/NEJMoa0908535 (今回のお話の原文です) 方針転換は不可避、「分からない」を受け入れるべき--自治医科大学・森澤雄司氏に聞く 「これを機に日本の医療の現状を広く議論することが重要」 http://www.m3.com/iryoIshin/article/110025/ JPMA News Letter No.128 http://www.jpma-newsletter.net/PDF/2008_128_14.pdf 新型インフルエンザ情報 http://www.m3.com/iryoIshin/specialIndex.jsp (臨床医にとってきわめて重要な、かつアカデミックな情報源です)
by wellfrog4
| 2009-10-29 00:18
| 感染症
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